賛否両論 新型ランドクルーザー250 エンジン/サイズ落胆 意匠は好感

公開 : 2023.08.07 11:45

新型トヨタ・ランドクルーザー250。ネット上は、否定的な意見と好意的な声で盛り上がっています。

新型ランドクルーザー250 ネットの声は?

2023年8月2日に世界初公開となったランドクルーザーの新規車種、トヨタ・ランドクルーザー250。実質的にはプラドの後継車種ということになるが、すでに発売されている300、そして同時に発表となった再々版となる70と共に新たなランドクルーザーファミリーを形成することとなった。

役割を振り返ってみると、最新技術を投入したフラッグシップモデルとしては300が、高い耐久性と走破性を兼ね備えたヘビーデューティーモデルとしては70が担い、250はより多くの人々の生活を支えるライトデューティーモデルとしての基本に立ち返ったモデルということになる。

新型トヨタ・ランドクルーザー250
新型トヨタ・ランドクルーザー250    小川亮輔

それまでのプラドは本家ランドクルーザーと共に高級化が顕著で、代を重ねるごとに本家との差別化が難しくなっていたことから、プラドの名前を捨てることで一旦リセットをかけ、本来のキャラクターに立ち返ったということなのだろう。

そのためかエクステリアデザインも往年のランドクルーザーを思わせる角ばったスタイルに立ち返り、フロントマスクも丸目と角目が存在するなど、往年のファンがニヤリとしてしまうようなものとなっている。

発売は2024年前半を予定しているということで、価格やグレード体系などは明らかとならなかったが、日本仕様には今のところハイブリッドモデルやガソリンターボモデルはラインナップされず、2.8Lディーゼルターボと2.7Lガソリンが投入されるとのこと。

そんな新型ランドクルーザー250、ネットユーザーはどのような感想を抱いているのだろうか? AUTOCAR JAPANの記事に寄せられたコメントからチェックしてみたい。

新型ランドクルーザー250 否定的な声

新型ランドクルーザー250について、まだ詳細が発表されていないということもあるが、ネットの声はなかなか厳しいものとなっていた。

中でも多くのネットユーザーが指摘していたのがパワートレインで、日本国外向けには2.4Lターボハイブリッドや2.4Lターボに2.8Lの48V電動システムを組み合わせたディーゼルターボなど、魅力的な新たなパワートレインが存在していた。

新型ランドクルーザーにおけるパワートレインの選択肢、またボディサイズの拡大には否定的な声があがった。
新型ランドクルーザーにおけるパワートレインの選択肢、またボディサイズの拡大には否定的な声があがった。    小川亮輔

しかし、現在日本向けとアナウンスされているのは2.8Lディーゼルターボと2.7Lガソリンの2種類のみで、これに対して落胆する声が多く聞かれたのだ。

中にはハイブリッド仕様などは遅れて追加されるのでは? という希望的観測もあったが、いち早く最新モデルに触れたいファンにとっては、日本仕様に上級版パワートレインの設定がアナウンスされていないことは不満が募るものとなるのは間違いないだろう。

そしてもう1つ多かったのが、ボディサイズについての声だ。新型ランドクルーザー250の全幅はプラドに比べると95mmも広い1980mmとなり、かなりのサイズアップとなっているのだ。

トヨタの発表では実用全幅は従来型より65mm小さくなっているということだが、駐車場のサイズに制約があるユーザーなどからは、実寸の拡大は由々しき問題でもあり、GA-Fプラットフォームを使用している以上やむを得ない点であるとは理解しつつも、もう少しコンパクトにして欲しかったという声が見られた。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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