まだまだ売れてる! ホンダNボックス「現行型」、2023年7月も1.8万台を販売 軽の1位に

公開 : 2023.08.07 19:45  更新 : 2023.08.07 19:50

7月の販売台数レポートです。まずは「軽」のランキング。フルモデルチェンジ車の初公開された「Nボックス」、現行型の人気はまだ続いているようです。

2位のタントに大差をつける

執筆:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

2023年7月の軽自動車の新車販売・車名別ランキングを、全国軽自動車協会連合会が発表した。

生産調整期間の短縮を図ったホンダNボックスが、前年同月比4.8%増(1万7919台)を達成して14か月連続での首位を獲得する。

初公開された新型Nボックス・カスタム。秋にフルモデルチェンジ車として発売される。現行型はモデル末期だが、ライバル車を引き離し、7月の販売実績も1位に。
初公開された新型Nボックス・カスタム。秋にフルモデルチェンジ車として発売される。現行型はモデル末期だが、ライバル車を引き離し、7月の販売実績も1位に。    池之平昌信

なお、8月3日に外観と内装が先行公開されたフルモデルチェンジ車(写真)は、秋に発売される予定だ。

続く第2位には、昨年10月に一部改良を実施したダイハツタントが同58.1%増の1万255台を販売して前月と同位に位置。

また、第3位には同15.5%増の9804台を売り上げたスズキスペーシアが、第4位には同52.8%増(8189台)を登録したスズキ・ハスラーが、いずれも1ランクアップで入った。

2023年7月 軽四輪車 通称名別 新車販売トップ10

1位 ホンダNボックス:1万7919台
2位 ダイハツ・タント:1万255台
3位 スズキ・スペーシア:9804台
4位 スズキ・ハスラー:8189台
5位 ダイハツ・ムーヴ:6791台
6位 スズキ・ワゴンR:6063台
7位 スズキ・アルト:5519台
8位 日産デイズ:4336台
9位 ダイハツ・ミラ:4301台
10位 日産ルークス:4033台

注目モデルの動向は?

注目モデルの動きも見ていこう。

ファッショナブル軽乗用車のラパンの販売が好調なスズキ・アルトは前年同月比8.1%増(5519台)を達成。

好調なスーパーハイトワゴンに注目が集まりがちだが、アルト、ミラといった背が高くない軽の需要は根強い。写真はスズキ・アルト・ラパン。
好調なスーパーハイトワゴンに注目が集まりがちだが、アルト、ミラといった背が高くない軽の需要は根強い。写真はスズキ・アルト・ラパン。    AUTOCAR JAPAN

また、5月より販売を開始した三菱デリカ・ミニは、基本コンポーネントを共用する既存のeKシリーズとの合算で3280台と公表する。

さらに、軽EVの日産サクラは3174台、三菱eKクロスEVは446台の販売台数を成し遂げた。

一方で商用車カテゴリーでは、昨年8月にデビューした新型軽バンのスズキ・スペーシア・ベースが811台の登録を達成。

また、軽商用EVの三菱ミニキャブ・ミーブは同182.8%増の82台を売り上げる。

対して昨年12月に全面改良を実施したダイハツ・ハイゼットカーゴ/アトレーは、仕入先での火災による部品欠品の影響で生産ラインの稼働停止を強いられたために、同50.6%減(4067台)にとどまった。

なお、登録車と軽自動車を合わせた7月の車名別ランキングのトップ5は、トヨタヤリスが2か月連続での首位。

以降はホンダNボックス、トヨタ・カローラ、トヨタ・シエンタ、ダイハツ・タントの順で続く。また、月間販売台数1万台超えは、登録車と軽を合わせて5車種と、生産状況の回復ぶりが伺える結果となった。

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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