賛否両論 新型ランドクルーザー70 「ガチさ」薄れ? 再々版は好感
公開 : 2023.08.10 19:00
新型ランドクルーザー70。再再販で、ネット上は、否定的な意見と好意的な声で盛り上がっています。
ランドクルーザー70 再再販でネット沸く
2023年8月2日に新たなランドクルーザー・シリーズの1つである250が発表された。同時に、ランドクルーザー70が日本市場に再び帰ってくることが発表された。
元々は1984年11月に40系ランドクルーザーの後継車種として登場したランドクルーザー70は、初代から続くタフで堅牢なヘビーデューティーモデルとしても知られており、ワゴンモデルとしてのキャラクターを強めていった60系が80系、100系へと進化していく一方で、日本国内では2004年まで本来のランドクルーザーのキャラクターを色濃く残すモデルとして販売されていた。
2004年の日本国内での終売以降も海外では継続販売が続けられていた70は、2014年8月から翌2015年6月までの期間限定で日本国内での販売を復活。そしてそこからおよそ8年ぶりに再度日本へ導入されることが決まったのが、今回発表されたモデルということになる。
70自体はアップデートを繰り返しながら海外では販売が続けられていたため、あくまで国内販売においての復活ということになる。
フロントマスクやメーターなどは現代風になっており、先進安全装備のトヨタセーフティセンスなども標準搭載となってはいるが、サイドシルエットなどはオリジナルの姿を色濃く残している。
今回はそんなランドクルーザー70が日本に再び投入されることについて、ネットユーザーの声をチェックしてみたい。
復活ランドクルーザー70 ネットの否定的な声は
復活のウワサは前々からあり、正式発表を待ち望んでいた人も多かったであろう今回の70だが、ネットでは意外にも否定的な声も少なくなかった。
中でも多く聞かれたのがトランスミッションに対してで、今回の再販モデルのパワートレインは2.8Lのディーゼルターボエンジンに6速ATの組み合わせのみ。
前回の復刻では4L V6ガソリンエンジンに5速MTのみと真逆の組み合わせだったのだが、本格的なヘビーデューティーモデルとして使いたいと考えているユーザーにとっては、MTであることが重要であり、ATのみのラインナップを残念がる声が多かったのだ。
それ以外にも、公開された写真を見る限りデフロック機構が備わっていないように見える点や、足回りのリーフスプリングの枚数が少なくなっている=乗り心地重視のヤワな足回りという声や、前回再販時には設定されていたピックアップモデルを求める声もあり、思った以上に70にヘビーデューティーモデルとしてのキャラクターを求めている層が多いことを感じさせられた。
また盗難のターゲットとなることが多いランドクルーザーだけに、セキュリティ面についての進化に言及がなかったことを不安視する声もあり、納車されて即盗難されるようでは安心して買えないという意見も見られた。