テスラ・モデルS 詳細データテスト 市販車最高の加速 全体の洗練度は不足気味 右ハンドルがほしい

公開 : 2023.08.12 20:25

スペック

レイアウト

モデルSは主にアルミ素材を用いた専用アーキテクチャーを使用。バッテリーは横置きモジュールを5つ組み合わせ、構造体の一部を構成している。

サスペンションは前ダブルウィッシュボーン/後5リンク。モーターは、標準モデルが前後1基ずつ、プレイドはリア側が2基になる3基構成。テスト車の前後重量配分は実測で48:52だった。

パワーユニット

モデルSのシャシーはアルミ主体で、床下のバッテリーを構造の一部として使用。モーターは、標準モデルが前後1基ずつ、プレイドはリア側が2基になる3基構成だ。
モデルSのシャシーはアルミ主体で、床下のバッテリーを構造の一部として使用。モーターは、標準モデルが前後1基ずつ、プレイドはリア側が2基になる3基構成だ。

駆動方式:フロント/リア横置き四輪駆動
形式:永久磁石同期電動機
駆動用バッテリー:リチウムイオン(ニッケル・マグネシウム・コバルト)・407V・100.0kWh(グロス値)/97.0kWh(ネット値)
最高出力:1034ps/-rpm
最大トルク:-kg-m/-rpm
最大エネルギー回生性能:-kW
許容回転数:-rpm
馬力荷重比:478ps/t
トルク荷重比:-kg-m/t

ボディ/シャシー

全長:5021mm
ホイールベース:2960mm
オーバーハング(前):961mm
オーバーハング(後):1100mm

全幅(ミラー含む):2189mm
全幅(両ドア開き):3760mm

全高:1431mm
全高:(テールゲート開き):2090mm

足元長さ(前):最大1115mm
足元長さ(後):840mm
座面~天井(前):最大1060mm
座面~天井(後):885mm

積載容量・前/後:89L/709~1739L

構造:アルミモノコック
車両重量:2167kg(公称値)/2220kg(実測値)
抗力係数:0.21
ホイール前/後:9.5Jx21/10.5Jx21
タイヤ前/後:265/35 ZR21 101Y XL/295/30 ZR21 102Y XL
ミシュラン・パイロットスポーツ4S T2
スペアタイヤ:なし(パンク修理剤)

変速機

形式:1速リダクションギア(各モーター毎)
ギア比
リダクション比:7.56:1 
1000rpm時車速:17.9km/h
113km/h/129km/h時モーター回転数:6362rpm/7271rpm

電力消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:5.0km/kWh
ツーリング:4.7km/kWh
動力性能計測時:1.3km/kWh

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):7.1km/kWh
中速(郊外):-km/kWh
高速(高速道路):6.6km/kWh
超高速:5.1km/kWh
市街地:-km/kWh
混合:5.3km/kWh

公称航続距離:600km
テスト時航続距離:484km
CO2排出量:0g/km

サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン/エアスプリング、スタビライザー
後:マルチリンク/エアスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.3回転
最小回転直径:12.3m

ブレーキ

前:395mm通気冷却式ディスク
後:365mm通気冷却式ディスク
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:電動式・全自動

静粛性

アイドリング:-dBA
全開走行時(145km/h):74dBA
48km/h走行時:60dBA
80km/h走行時:66dBA
113km/h走行時:70dBA

安全装備

ABS/ESC/LKA/前後AEB(交通弱者検知)/死角警告
Euro N CAP:5つ星
乗員保護性能:成人94%/子供91%
交通弱者保護性能:85%
安全補助装置性能:98%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温17℃
0-30マイル/時(48km/h):1.2秒
0-40(64):1.6秒
0-50(80):2.0秒
0-60(97):2.4秒
0-70(113):2.8秒
0-80(129):3.3秒
0-90(145):3.9秒
0-100(161):4.6秒
0-110(177):5.4秒
0-120(193):6.2秒
0-130(209):7.1秒
0-140(225):8.2秒
0-150(241):9.4秒
0-160(257):10.9秒
0-402m発進加速:9.6秒(到達速度:244.8km/h)
0-1000m発進加速:17.9秒(到達速度:255.1km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
ブガッティ・ヴェイロン・スーパースポーツ・ワールドレコードエディション(2011年)
テスト条件:乾燥路面・強風/気温6℃
0-30マイル/時(48km/h):1.4秒
0-40(64):1.8秒
0-50(80):2.2秒
0-60(97):2.6秒
0-70(113):3.1秒
0-80(129):3.6秒
0-90(145):4.3秒
0-100(161):5.0秒
0-110(177):5.7秒
0-120(193):6.6秒
0-130(209):7.6秒
0-140(225):8.8秒
0-150(241):10.2秒
0-160(257):11.8秒
0-402m発進加速:10.1秒(到達速度:238.0km/h)
0-1000m発進加速:18.0秒(到達速度:295.2km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):0.8秒

30-50(48-80):0.8秒

40-60(64-97):0.8秒

50-70(80-113):0.9秒

60-80(97-129):1.0秒

70-90(113-145):1.1秒

80-100(129-161):1.3秒

90-110(145-177):1.4秒

100-120(161-193):1.6秒

110-130(177-209):1.8秒

120-140(193-225):2.0秒

130-150(209-241):2.2秒

140-160(225-257):2.7秒

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温17℃
30-0マイル/時(48km/h):7.8m
50-0マイル/時(80km/h):21.6m
70-0マイル/時(113km/h):43.1m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.44秒

ライバルの制動距離

ブガッティ・ヴェイロン・スーパースポーツ・ワールドレコードエディション(2011年)
テスト条件:乾燥路面・強風/気温6℃
30-0マイル/時(48km/h):8.5m
50-0マイル/時(80km/h):23.0m
70-0マイル/時(113km/h):45.2m

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジョン・ブラッドショー

    John Bradshaw

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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