text & photo:チンクエチェント博物館
中部地方のイタリア車ファンに親しまれてきたトリコローレが、2年ぶりに開催となった。今回は会場を屈指の大型公園「あいち健康の森公園」に移し、美しく整備されたプロムナード上に200台ものイタリア車が大集合した。
イタリアに拘った出店ブースを見て回り、アトラクションを楽しみ、仲間とゆったりと語らいながら、石畳の上に並んだ愛車達を眺めることの出来るイベントにされている。フェラーリF40、ランボルギーニ・カウンタックなどのスーパーカーから、ASA1000GTやコンレロ・アルファ・ロメオといった超希少車、NEXCO中日本が新東名開通時のプロモーション用に製作したアバルト500アランチャやランチア・テージスといった希少車も姿を見せた。
一方会場にはフェラーリ、フィアット、アルファ・ロメオ、アバルト、ピアッジオ、MVアウグスタなどの正規ディーラーから、プロショップまでが一堂に並んだ。このほかイタリアン・アパレルのバイロ・ジャパンや、イタリア食材やワインショップまで出店した。
今回は「イタリア・チーズの王様 パルミジャーノ・レッジャーノを楽しむ会」と銘打ったセミナーも開催された。さらにイタリア音楽ミニコンサートも行われ、クルマだけでなくイタリアの文化を肌で感じ、学ぶ機会までを提供するクルマのイベントは他には無い。このほか自動車評論家の西川淳氏と嶋田智之氏による楽しいトークショーが行われた。
秋の休日を愛車と共にイタリアに浸りつくし、まるでイタリアへ旅行したかのような満足感を得ることが出来るイベントだった。
イタリアやフランスの石畳を彷彿とさせるプロムナードの上に、新旧様々なイタリア車が並べられた。
フィアット500は新旧のモデルが数多く集まった。会場では日本とは思えない光景が広がった。
フィアットは最近のモデルに加え、今や貴重な存在となったX1/9が素晴らしいコンディションで姿を見せた。
イタリアのエレガンスさとクラシコを体現したランチア・テージスは、圧倒的な存在感を放ちながら入場。
日本へ正式に導入されていないフィアット・ドブロも、熱心なオーナーにより数多くが参加した。
ガンディー二・デザインで人気の高いマセラティ・クアトロポルテ4も連なって会場にやってきた。
近代スーパーカーの原点といえるフェラーリF40は注目の的で、終始来場者からカメラを向けられていた。
会場の中央には新旧のスーパーカーが並べられた。カウンタックは永遠といえるインパクトを放っていた。
フェラーリが手掛けたピッコラGTであるASA1000GT(手前)と超希少なコンレロ・アルファ・ロメオも展示。
ランボルギーニ・ディアブロもやってきた。お約束のドア・オープン状態で入場行進中。
市販されず超貴重なフィアット500 1.4スポルト・フェラール・チーム・イベントカー(左)は注目を集めた。
スーパーカーコーナーには、日本のスーパーカーといえるミツオカ・オロチが特別展示された。
コーンズ・モータースはフェラーリ458スペチアーレとカリフォルニアをディスプレイした。
クルマだけではなくMVアグスタやドゥカティなどのイタリアン・モーターサイクルもその存在をアピール。
イタリア食材の販売はもちろん、ワインショップも出店して試飲会まで行った。イタリア好きなら大満足。
よりイタリアに浸れるように、ジジ・デリーコ氏と餅原 剛氏によるイタリア音楽ミニコンサートも行われた。
キッズも楽しめるように「ぬりえコーナー」が設けられ、色とりどりの力作が一堂に展示された。
会場ではモーター・ジャーナリストの西川 淳氏と嶋田智之氏による楽しいトークショーが行われた。
イタリア・チーズの王様 パルミジャーノ・レッジャーノを楽しむ会と銘打ったセミナーも開催された。
1日中さまざまなイタリアをおなか一杯楽しんだ後は、ギャラリーが見送る中愛車で帰途に付いた。
西川氏やスタッフが参加者を見送る中、次のトリコローレでの再開を約束して解散となった。