新型メルセデスAMG GT 専用開発のV8クーペ、8月17日公開 2+2の四輪駆動へ

公開 : 2023.08.11 18:45

メルセデスAMGが独自開発したハードトップ・クーペ「GT」の最新型が8月17日に米ペブルビーチで公開されます。4.0L V8ツインターボと四輪駆動システム、9速ATを搭載予定。

大きく生まれ変わるハードトップ・クーペ

メルセデスAMGは8月17日、米国で開催されるペブルビーチ・コンクール・デレガンスにて、新型GTを発表することを明らかにした。

先に導入された7代目SLと同様、開発はすべてアファルターバッハのメルセデスAMGが担当している。SLとは基本構造の大部分を共有し、事実上、同車のハードトップ・クーペ・バージョンとなる。

新型メルセデスAMG GTのプロトタイプ
新型メルセデスAMG GTのプロトタイプ

新型GTのプロトタイプはすでに公開されており、2014年に発売された現行型と比べると、ルーフはレーシーな印象を強め、フロントグリルには専用の処理が施されるなど、細かいビジュアルの違いがある。正式発表の際には、GT専用のホイールデザイン、ボディカラー、オプションパックが導入され、さらなる差別化が図られる可能性がある。

8月17日のペブルビーチではSLの限定モデルも発表され、特注のカラーリングやオプションを指定できるカスタマイズプログラム「マニュファクチュール(Manufaktur)」の導入を祝う予定。

AUTOCAR英国編集部は、メルセデスAMGのミヒャエル・シーベCEOとともに完成間近のプロトタイプに試乗したが、現行型との最も大きな違いは四輪駆動システムの採用である。7速デュアルクラッチから9速ATへの変更など、SLとの共通点も多く見られるが、4.0L V8ツインターボに独自のチューンが施されていると予想される。プラグインハイブリッド(PHEV)も導入されるかもしれない。

シーべCEOは試乗の際、「聞かれる前にお伝えしておきますが、単にクーペとしてしか作るつもりはありません。SLとDNAを共有することは、まったく恥じることではないと考えます」と述べていた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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