2022年世界販売台数ランキング トップ30 ベストセラーに日本車続々、ライバル追撃も
公開 : 2023.08.13 18:05
2022年に世界で最も売れたクルマはどれか。前年との推移を見ながら、販売台数トップ30車種を取り上げます。
もくじ
ー2022年、世界で一番売れたクルマは?
ー30:フォード・レンジャー - 30万4900台
ー29:ヒョンデix25 - 30万6800台
ー28:フォルクスワーゲン・ティグアン・オールスペース - 31万1800台
ー27:いすゞDマックス - 32万5000台
ー26:BYDクイン - 33万1200台
ー25:スズキ/マルチ・スズキ・スイフト - 33万3000台
ー24:ヒョンデ・ツーソンLWB - 33万4700台
ー23:フォード・エスケープ/クーガ - 34万3500台
ー22:日産ローグ・スポーツ/キャシュカイ - 35万3800台
ー21:フォルクスワーゲン・ラヴィーダ - 36万1900台
ー20:マツダCX-5 - 36万3600台
ー19:ヒョンデ・エラントラ - 37万1100台
ー18:シボレー・シルバラード1500 - 37万5800台
ー17:ホンダ・シビック - 38万9500台
ー16:ラム1500 - 39万4200台
ー15:トヨタ・ハイランダー/クルーガー - 40万5600台
ー14:武陵宏光ミニEV - 44万3400台
ー13:BYDソン・プラス - 46万4700台
ー12:ホンダ HR-V/ヴェゼル - 47万600台
ー11:ホンダ・アコード - 47万9300台
ー10:テスラ・モデル3 - 48万2200台
ー9:フォードF-150 - 52万5100台
ー8:トヨタ・カローラ・クロス - 53万300台
ー7:日産セントラ/シルフィ - 56万6500台
ー6:トヨタ・ハイラックス - 63万2500台
ー5:トヨタ・カムリ - 67万3300台
ー4:ホンダ CR-V - 73万3300台
ー3:テスラ・モデルY - 74万7500台
ー2:トヨタ・カローラ - 99万1600台
ー1:トヨタRAV4 - 101万5700台
2022年、世界で一番売れたクルマは?
2022年の世界販売台数は、前年比でわずかな減少にとどまるが、多くの自動車メーカーにとっては決して肩の力を抜けない状況となっている。ライバルの台頭によって、多くの人気車種で販売台数が揺れ動いているためだ。
また、欧米諸国と中国においてはEV車への移行が顕著である。米国は依然として大型ピックアップに夢中だが、それでも効率重視のモデルへと購入パターンをシフトしつつある。
今回は、2022年に世界で最も売れたクルマ上位30車種を取り上げる。
30:フォード・レンジャー – 30万4900台
米国市場以外でフォードが主力とするピックアップトラック、レンジャーの売れ行きは地域によってまちまちだった。世界全体で前年比で16%減少したが、いくつかの主要市場では記録的な数字を達成している。
最近発売された最新モデルは、大型のF-150にも似たハンサムなスタイリングが受けたようで、オーストラリア、ニュージーランド、ベトナムなどの国々で支持を集めた。おそらく、これらの市場でフォードに立ちはだかるのは、トヨタ・ハイラックスであろう。
29:ヒョンデix25 – 30万6800台
韓国のヒョンデは、2014年からix25(一部市場ではクレタと呼ばれる)を製造している。現行世代は2019年に発売され、世界合計85か国で販売さており、特に中国、インド、ロシアなどの市場で人気を博している。
2022年の販売台数は前年に比べて7%減少したが、ix25は後述のツーソン、エラントラに次いでヒョンデ3番目のベストセラー車となっている。なお、ix25のようなクロスオーバータイプのモデルは、2022年の上位30車種中に10車種もランクインしており、その根強い人気を示している。
28:フォルクスワーゲン・ティグアン・オールスペース – 31万1800台
フォルクスワーゲンの7人乗りSUV、ティグアン・オールスペースは後述のラヴィーダに次ぐ同社2位につけた。2022年の販売台数は前年比13%減となったが、ティグアン・オールスペースはフォルクスワーゲンブランドのSUVの中でも圧倒的な人気を誇る。
販売台数の現象により、2021年には25位だったが、2022年には28位に落ちている。一方で、Tロックの人気上昇が著しく、29万9200台を販売して32位と、トップ30に肉薄した(2021年は38位)。