6.6L V12ハイブリッドで最高出力1875ps デンマークブランドの最新作「オーロラ」登場
公開 : 2023.08.17 18:05
3連ディスプレイ ドライビングに焦点
インテリアでは、コネクティビティなど「実用性」を意識しながら、ドライバーを可能な限り没頭させることを目指したという。
そのため、大型のインフォテインメント・ディスプレイはない。アップル・カープレイとアンドロイド・オート対応の円形デジタルメーターが3つ、ドライバー正面に備わっている。従来のインフォテインメント・タッチスクリーンがないことについて、スヴェルドラップ氏は次のように説明する
「このクルマに乗るのは、逃げるためです。ある意味、オートバイのようなものですね。少し頭を空っぽにして、すっきりするためにドライブに出かけるんです」
オーロラには、「アジル(Agil)」と「ター(Tur)」の2つの仕様がある。アジルはサーキット走行に特化した仕様で、2基のフロントモーターを省いて後輪駆動とし、乾燥重量を1300kgに抑えている。
一方、ターはフロントアクスルにトルクベクタリングを備えた四輪駆動で、エアロフォイルと大型リアスポイラーを省いた分、より安全なオンロード性能を意図している。内装も豪華になり、乾燥重量は150kg増加する。
どちらの仕様であっても、大胆なエアダクトやカーボンファイバー製モノコックなどを備えた、高出力のハイパーカーであることに変わりはない。
価格は360万ユーロ(役5億7000万円)から。2025年から各仕様50台ずつ、合計100台を生産し、2026年に顧客への納車を開始する計画だ。