マセラティ新型「グラントゥーリズモ」日本上陸 まずはV6仕様から 初のBEV「フォルゴーレ」も導入へ

公開 : 2023.08.18 12:15  更新 : 2023.08.18 20:35

新型「マセラティ・グラントゥーリズモ」が日本にやって来ました。これから始まるディーラーツアーの前に、実車を覗いてみましょう。

V6ネットゥーノ搭載車 年内発表か

マセラティの新型「グラントゥーリズモ」が、一部メディア向けに日本でお披露目された。

2007年の初代登場から16年。2代目にフルモデルチェンジされた新型は、内燃エンジン仕様と、BEV仕様の2種類が登場する。

新型グラントゥーリズモ・トロフェオ(ブル・ノーブル)
新型グラントゥーリズモ・トロフェオ(ブル・ノーブル)    宮澤佳久

前者は、ネットゥーノと名付けられた3L V6ツインターボを搭載し、490psの「モデナ」、550psの「トロフェオ」という2つのグレードを用意。

後者は、マセラティ初の100%電気自動車となる「フォルゴーレ」だ。

BEV仕様がユニークなのは、バッテリーをフロアに敷き詰めるのではなく、センタートンネル内部に積んでいる点。

エレクトリック・システム自体は800Vのものを搭載し、300kWの永久磁石モーター3基によって最高出力560kW(最大値610kW)、0-100km/h加速2.7秒というスーパースポーツ級の性能を発揮する。

そんなハイパフォーマンスEVでありながら、エレガンスと快適性というマセラティならではの味を追求したというから興味深い。

日本仕様の価格について

新型マセラティ・グラントゥーリズモの日本仕様は、まずは内燃エンジンモデルを、年内に正式発表する予定という。

その日本価格は、モデナが2444万円、トロフェオが2998万円。

新型グラントゥーリズモ・トロフェオの前席(内装色:アイス)
新型グラントゥーリズモ・トロフェオの前席(内装色:アイス)    宮澤佳久

ブル・ノーブルのカラーリングが美しい展示車の詳しいレポートは続報でお届けしよう。

記事に関わった人々

  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。
  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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