クルマ好きなら一度は経験しておきたいこと 20選 「軽」の運転から大陸横断まで 時間が足りない!

公開 : 2023.08.26 18:05

速度無制限のアウトバーンを走る、100年前のクラシックカーに乗る、F1を現地で観戦する、などなど……。クルマ好きとして一度は経験しておきたいことを紹介します。きっと忘れがたい思い出となるはず。

命短し走れよ乙女

すべてのクルマに乗り、すべてのレースに参加し、すべての自動車博物館を訪れるには、人生は短すぎる。すべてを叶えることはできないが、それでもクルマ好きなら誰もが一度は経験すべきことがたくさんある。

今回は、クラシックなアメリカン・マッスルカーが好きな人でも、日本の軽自動車が好きな人でも、一生に一度は実践しておきたい20のことを紹介しよう。ただし、筆者(英国人)の好みによるところも大きいので、あしからず。皆さんはどんな経験を味わいたいだろうか。

クルマ好きなら一生に一度はやっておきたい20の経験を紹介する。
クルマ好きなら一生に一度はやっておきたい20の経験を紹介する。

アウトバーンの速度無制限区間を走る

ドイツのアウトバーンの速度無制限区間は、合法的に好きな速度で走れる世界で唯一の道路である。目的地まであと200kmという標識を見て、そこにどれだけ早く到着できるかはすべて自分と自分のクルマ次第だということを知る。これは、他では味わえない感覚だ。

最高速度で、あるいは最高速度に近いスピードで運転することは、決して忘れられない体験となるだろう。ドイツ政府は最近、CO2排出量を抑制するため、アウトバーン全線に速度制限を設けることを提案している。

アウトバーンの速度無制限区間を好きな速度で走る
アウトバーンの速度無制限区間を好きな速度で走る

V12エンジン搭載車を運転する

強大なV12エンジンを搭載したクルマの運転も、ドライバーとして最も記憶に残る体験の1つである。12個のピストンが上げる叫び声のような音から、スロットルを踏み込んだときのエンジンのレスポンスまで、どれもV8がおとなしく感じられるほどだ。

ランボルギーニの自然吸気V12が最も本格的でお勧めだが、BMW M760iの6.6Lのようなツインターボエンジンでもまったく期待を裏切らない。V12は絶滅危惧種なので、今のうちに最大限に味わおう。

12気筒エンジンの音、振動、パワー、レスポンスを体感する
12気筒エンジンの音、振動、パワー、レスポンスを体感する

リアエンジンのフォルクスワーゲンビートルに乗る

リアエンジンの初代フォルクスワーゲン・ビートルは、世界中の何百万人もの人々を乗せた傑作機だ。自動車の歴史において最も重要なクルマの1つであることは間違いない。

また、控えめながら意味のあるアップデートのおかげで、本来の販売期間をはるかに超えて長生きしてきたクルマでもあるため、さまざまな時代の自動車デザインを一度に体験することができる。ビートルのステアリングを握って1時間を過ごすのは、文化的、機械的な観点からも深い魅力がある。

自動車史に燦然と輝く名車VWビートル
自動車史に燦然と輝く名車VWビートル

オフロードを走る

人里離れた道をドライブするというのは、クルマ好きなら誰もが一度はやってみたいことではないだろうか。ジープラングラーランドローバーディフェンダートヨタランドクルーザーのような4WD車で大自然の中を走れば、Bluetoothやアップル・カープレイよりもデフロックやシュノーケルが重要であるという、まったく異なるドライビングの一面を発見できる。美しい景色も最高のデザートになる。

道なき道を走る
道なき道を走る

記事に関わった人々

  • 執筆

    ロナン・グロン

    Ronan Glon

  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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