クルマ好きなら一度は経験しておきたいこと 20選 「軽」の運転から大陸横断まで 時間が足りない!

公開 : 2023.08.26 18:05

休日を楽しめるクルマを所有する

クルマ好きなら一生のうちに少なくとも1台は楽しいクルマを所有すべきだろう。必ずしも高級であったり、高性能であったりする必要はない。質素なフィアット126(写真)は、合理的な最新モデルよりも1km走るごとにより多くの笑顔を運ぶことができる。覚えておいてほしいのは、遅いクルマを速く走らせるほうが、その逆よりも楽しいということだ。

クラシックなエコノミーカーは、長く走り続けても驚くほど手頃である。

速くなくてもクルマは楽しめる
速くなくてもクルマは楽しめる

自分の「ヒーロー」に乗る

英語には、「Never meet your heroes(ヒーローには決して会うな)」という古い格言がある。憧れの人でも、実際に会うと幻滅してしまうかもしれない、あなたの期待を裏切るかもしれないという意味で使われ、これは人間に関してはしばしば当てはまる。しかし、クルマ好きには、子供の頃から憧れていた「ヒーロー」に乗ることをお勧めする。

それがフェラーリ308であれ、フォルクスワーゲン・ゴルフであれ、スバルWRX STIであれ、期待を裏切らない大切な経験になるだろう。

あなたの「ヒーロー」はどんなクルマ?
あなたの「ヒーロー」はどんなクルマ?

道路の反対側(右側通行の道路)を走る

わたし達は、決まった道路を決まった方法で運転することに慣れている。英国や日本なら右ハンドルの左側通行、米国なら左ハンドルの右側通行が常識であり、日常である。この快適な日常から飛び出して他の国へ赴き、道路の「反対側」を運転するのは高度な頭の体操になるし、特にマニュアル・トランスミッション(MT)の操作は一度経験する価値がある。安全のためにも、まずは混雑した都心部ではなく、比較的空いている郊外で試してみよう。

日本人なら左ハンドル右側通行を体験しておきたい
日本人なら左ハンドル右側通行を体験しておきたい

大規模なモーターショーに参加する

多くの評論家は、モーターショーは縮小の道を歩んでいると声高に主張するが、ジュネーブ(GIMS)やロサンゼルス(Greater Los Angeles Auto Show)など、大規模なショーへの参加は素晴らしい経験であることに変わりはない。同じ屋根の下でこれほど多種多様なクルマに出会える場が他にあるだろうか?

新車発表の興奮に満ちたモーターショーの会場を歩くのは、他のイベントでは味わえないスリルとなる。

大規模なモーターショーに参加する
大規模なモーターショーに参加する

凍った湖でドライブ(&ドリフト)

凍った湖でのドライビングは、その言葉の響き通り、厳しくも楽しいものだ。クルマを壁にぶつける心配もなく、クルマのハンドリング特性について多くを学ぶことができる。通常、ミスする余地は十分にある。

可能な限り正確に何周か走行し、さらに何周かドリフトしながら走ることをお勧めする。

凍った湖でドライブ(&ドリフト)
凍った湖でドライブ(&ドリフト)

記事に関わった人々

  • 執筆

    ロナン・グロン

    Ronan Glon

  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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