高性能ミラレコ「ケンウッドDRV-EM4800」登場! 新たに「画角調整」、斜め後方車の「接近警告」も

公開 : 2023.08.23 11:06  更新 : 2023.11.24 14:04

「ミラレコ」の高性能機をケンウッドが発表。「DRV-EM4800」は、2つのカメラと、別体式のデジタルルームミラーで構成されます。どんな新機能がついているのでしょう?

デジタルミラー+2カメラドラレコの最新型

ケンウッドのドライブレコーダーはユーザーの多様なニーズに合わせて選べる豊富なラインナップを揃えているが、このたび「ミラレコDRV-EM4800」が新登場。9月下旬より販売を開始する。

同社ではハイエンドモデルの「Xシリーズ」、ミドルレンジの「Gシリーズ」、エントリーの「Rシリーズ」を展開しているが、これは「Xシリーズ」に位置づけられるもの。業界トップクラスの性能を実現するハイスペックを備えている。

9月下旬に発売される「ミラレコDRV-EM4800」。デジタルルームミラー本体に加えて、前後2つのカメラが付いてくる。
9月下旬に発売される「ミラレコDRV-EM4800」。デジタルルームミラー本体に加えて、前後2つのカメラが付いてくる。    ケンウッド

写真を見てのようにスタイルは人気急上昇中のミラー型で、「デジタルルームミラー」と「2カメラドライブレコーダー」の2つの機能を併せ持っている。

ケンウッドの“ミラレコ”シリーズには大画面の「DRV-EM4700」、コンパクトカー向けの「DRV-EM3700」、AV一体型ナビ・彩速ナビ連携タイプの「DRV-EM5700」の3モデルが用意されているが、これは「DRV-EM4700」のモデルチェンジ版となり、ユーザーニーズをより満足させるべく各部にブラッシュアップが施されている。

ミラー型の本体には12V型フルカラータッチパネルIPS液晶を搭載し、コンパクトな2つのカメラを付属。本体は純正ルームミラーに重ねるようにして付属ゴムバンドで固定し、カメラはフロントガラス、リアガラスに付属ブラケットを使って貼付けられる。目立たずスマートな装着ができるのも嬉しい。

やっぱり画質が大事 前後フルHD+HDR

日ごろはデジタルルームミラーとして活躍するだけに、画質について“徹底したこだわり”を見せる。

新たに明るく低ノイズで色再現性に優れたCMOSセンサー「PureCel Plus」を採用するとともに、ケンウッド独自の映像技術と車載技術によって総合的に画質や機能を高めた「Hi-CLEAR TUNE(ハイクリアチューン)」も搭載している。

前後の2カメラともに、水平:約133°/垂直:約69°/対角:約162°の広視野角レンズを採用する。カメラ自体のサイズは、57mm×31mm×25mmとコンパクトだ。
前後の2カメラともに、水平:約133°/垂直:約69°/対角:約162°の広視野角レンズを採用する。カメラ自体のサイズは、57mm×31mm×25mmとコンパクトだ。    ケンウッド

トンネルの出入口などで明暗差を自動補正する「HDR機能」、プライバシーガラスやスモークフィルムなど色付きガラスの影響を受けない「明るさ調整機能」も備えている。

もちろんこれらは画面表示だけでなく、万一の際に重要な証拠として扱われる記録映像へと反映される。

フロントカメラ、リアカメラともにフルHD画質(解像度1920×1080)で映像記録ができ、通常走行時の「常時録画」、内蔵Gセンサーが衝撃を検知した際に作動してイベント記録フォルダに録画を行う「イベント記録」、ドライバーの発話やボタンの手動操作によってイベント記録フォルダに録画を行う「音声コマンド/手動録画」などの録画機能を搭載。

オプションの車載電源ケーブル「CA-DR550」を接続するとエンジンを切った後でも電源供給ができるようになり、最長24時間の駐車録画が行える。

当て逃げなど車体への衝撃を検知してから録画を開始する「衝撃検知モード」と、1秒間に1コマ(通常は1秒間に28コマ)ずつ録画し、衝撃を検知すると駐車録画を開始する「タイムラプスモード」の2つのモードを利用できる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事