【実際に購入レポート】ポルシェ・タイカンの長期テスト(番外編)京商のラジコン・タイカンをテスト

公開 : 2023.08.23 17:45

AUTOCAR JAPANの笹本健次編集長のポルシェ・タイカン購入レポート。ラジコンのタイカン購入、そして直近約3000kmの電費レポートです。

タイカン・ターボSのラジコン

ラジコンで名高い京商から、ポルシェタイカン・ターボSの1/18のラジコン・モデルが発売となった。

タイカンのオーナーとして1台は購入しなければ、と思い、早速手に入れてみた。

ラジコンで名高い京商から、ポルシェ・タイカン・ターボSの1/18のラジコン・モデルが発売となった。
ラジコンで名高い京商から、ポルシェ・タイカン・ターボSの1/18のラジコン・モデルが発売となった。

製品は、車輌本体とコントローラー、そして、充電用のEVステーションから成る。このEVステーションからは、何と実物同様、実際にクルマに充電を行うのである。

早速、走らせてみると、よく曲がり、よく走り、正に実物と同様であった。大人は勿論、子どもにもEVの知識を身につける意味でも面白いモデルではないかと思った。

ボディは、定評通り、精密にディテールが再現されていて、タイカンらしさが伝わってくる。

タイカンオーナーには、お勧めの一台だろう。

2か月半の電費レポート

さて、前回の燃費のレポートから2か月半が経過し、この間に約3000kmを走行した。具体的には、6月1日から8月11日までの間に3224kmを走破し、この間の充電量は769.24kWhとなったので、電費は4.19km/kWhという結果となった。

この数値は、冬場に比べれば、かなり良くなっているが、昨年の夏の5kmにはまだ届かない。100%満充電時の走行可能距離も平均で399.68kmとなり、冬季よりは大きく改善しているが、昨年の数値には届いていない。

6月1日から8月11日までの間に3224kmを走破し、この間の充電量は769.24kWhとなったので、電費は4.19km/kWhという結果となった。
6月1日から8月11日までの間に3224kmを走破し、この間の充電量は769.24kWhとなったので、電費は4.19km/kWhという結果となった。

総じて、1年半の使用後、バッテリーの劣化はまだ殆ど感じられないが、今年の冬になって、どの程度低下するかが、1つの目安になるような気がする。

日本も、EVの販売が上向いてきたように思える。しかし、まだ、市場占有率は1.7%程度とかなり少ない。

昨今のガソリンの高騰は、EVにとってかなり有利だと思う。例えば、ポルシェ911に例を取ると、ハイオクタン1Lが195円で、平均8km/L走るとすると、24.3円/kmとなる。

この時、タイカンで今回の4.19km/kWhの電費では7.16円/kmとなる。僅か29%のコストで圧倒的に安いのは明らかだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    笹本健次

    Kenji Sasamoto

    1949年生まれ。趣味の出版社ネコ・パブリッシングのファウンダー。2011年9月よりAUTOCAR JAPANの編集長、2024年8月より総編集長を務める。出版業界での長期にわたる豊富な経験を持ち、得意とする分野も自動車のみならず鉄道、モーターサイクルなど多岐にわたる。フェラーリ、ポルシェのファナティックとしても有名。

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