ミュンヘン・モーターショー 注目の大型発表を先取り! 中国ブランドにテスラも参戦 IAAモビリティ2023

公開 : 2023.08.24 06:05  更新 : 2023.09.01 18:47

ミニ・クーパーEV

ミニにとって第2世代のEVとなる新型クーパー。2024年の発売を前に、9月のミュンヘンで一般公開される予定だ。

EVモデルと内燃エンジンモデルがあり、前者はスポットライト・オートモーティブが設計した新しい前輪駆動プラットフォームをベースに中国で製造される。後者は別のプラットフォームを使用してガソリンエンジンを搭載し、ミニの英国オックスフォード工場で生産されることになっている。

ミニ・クーパーEV
ミニ・クーパーEV

EVモデルのクーパーは2024年5月に発売予定で、最高出力183psと218psの2種類の導入が予定されており、その約2か月後にガソリン車のクーパーが発売される。

インテリアでは、ミニの原点に立ち返り、初代モデルに倣ったミニマリストなデザインを採用する。8種類の走行モードを搭載し、排気音などさまざまな合成サウンドによって車内を演出するという。

ミニ・カントリーマン

以前、米国の一般道でテスト走行しているところを目撃されたカントリーマン。第3世代に数えられる次期型は2024年2月に発売予定で、新型BMW X1と双子として、ボディサイズがかなり大きくなる。

次期型カントリーマンでは、EVモデルと内燃エンジンモデルの両方に標準仕様、パワフルなS仕様、高性能のジョン・クーパー・ワークス(JCW)仕様が設定される。

ミニ・カントリーマン
ミニ・カントリーマン

ガソリンエンジン搭載のカントリーマンの生産は今年11月に開始され、納車開始は2024年の第1四半期か第2四半期になる見込み。

ルノー

ルノーは新型セニックをお披露目する予定だ。セニックはミニバンとして知られるモデルだが、新型は未来的な角ばったデザインと持続可能性に重点を置いた電動SUVとして登場する。

また、レトロなデザインを持つ小型EV、5に関する新たな情報が提供されるかもしれない。ルノー5のプロトタイプは現在、2024年の生産開始に向けて最終テスト段階にある。

ルノー
ルノー

スマート#3

スマートは、ブランド史上最大のモデルとなる#3をミュンヘンで一般公開する。2024年初頭に欧州で発売される予定である。

エアロダイナミクスを重視したそのデザインは、メルセデス・ベンツのEQシリーズから一部影響を受けており、滑らかなフロントマスク、小型の#1でも見られた「シャークノーズ」、スリムなヘッドライトが特徴だ。

スマート#3
スマート#3

#3の技術仕様は後日発表されるが、今年初めにリークされた情報では、全長4400mm、全幅1800mm、全高1600mm、ホイールベース2785mmで、フォルクスワーゲンID.5とほぼ同じサイズであることが判明している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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