シボレー・コルベット 詳細データテスト 圧倒的エンジン 多面的シャシー もう少し軽ければなおよし

公開 : 2023.08.26 20:25  更新 : 2023.10.24 18:07

スペック

レイアウト

アルミとCFRPのバックボーン・スペースフレームシャシーには、C8の標準モデルよりコンパクトながらパワフルなV8を搭載。コンポジット素材のフェンダーとバンパーはワイド化された。

トレッドは前後とも拡幅され、ホイールとタイヤはコルベット史上もっともワイド。カーボンのブレーキとホイール、レートを高めたスプリングは、オプションのZ07パッケージに含まれる。前後重量配分は39:61だ。

エンジン

シャシーはアルミとCFRPのバックボーン・スペースフレーム、フェンダーとバンパー、トレッドは前後とも拡幅。前後重量配分は39:61だ。
シャシーはアルミとCFRPのバックボーン・スペースフレーム、フェンダーとバンパー、トレッドは前後とも拡幅。前後重量配分は39:61だ。

駆動方式:ミドシップ縦置き後輪駆動
形式:V型8気筒5463cc、ガソリン
ブロック・ヘッド:アルミニウム
ボア×ストローク:φ104.3×80.0mm
圧縮比:12.5:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:646ps/8550rpm
最大トルク:60.7kg-m/6400rpm
エンジン許容回転数:8600rpm
馬力荷重比:377ps/t
トルク荷重比:35.4kg-m/t
エンジン比出力:119ps/L

ボディ/シャシー

全長:4688mm
ホイールベース:2722mm
オーバーハング(前):-mm
オーバーハング(後):-mm

全幅(ミラー含む):2165mm
全幅(両ドア開き):4020mm

全高:1235mm
全高(テールゲート開き):1970mm

足元長さ(前席):最大1080mm
足元長さ(後席):-mm
座面~天井(前席):最大920mm
座面~天井(後席):-mm

積載容量・前/後:120L/230L

構造:アルミ/CFRP、バックボーン・スペースフレーム
車両重量:1714kg(公称値)/1670kg(実測値)
抗力係数:-
ホイール前/後:10.0Jx20/13.0Jx21
タイヤ前/後:275/30 ZR20 97Y/345/25 ZR21 104Y
ミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2R
スペアタイヤ:なし(ランフラットタイヤ)

変速機

形式:8速DCT
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
1速:2.91/8.2 
2速:1.76/13.5 
3速:1.22/19.5 
4速:0.88/26.9 
5速:0.65/36.4
6速:0.51/46.3 
7速:0.40/59.2 
8速:0.33/71.8
最終減速比:5.56:1   

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:7.4km/L
ツーリング:9.2km/L
動力性能計測時:3.4km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):3.3km/L
中速(郊外):6.1km/L
高速(高速道路):7.4km/L
超高速:7.5km/L
混合:6.1km/L

燃料タンク容量:70L
現実的な航続距離:518km
CO2排出量:377g/km

サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、アダプティブダンパー、スタビライザー
後:ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、アダプティブダンパー、スタビライザー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.5回転
最小回転直径:11.1m

ブレーキ

前:398mm通気冷却式カーボンセラミックディスク
後:390mm通気冷却式カーボンセラミックディスク
制御装置:ABS、EBA、EBD
ハンドブレーキ:自動、センターコンソール右側にスイッチ設置

静粛性

アイドリング:53dBA
全開時(4速):98dBA
48km/h走行時:68dBA
80km/h走行時:73dBA
113km/h走行時:77dBA

安全装備

ABS/スタビリトラック・トラクションコントロール/BSA/RCTA
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
歩行者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温20℃
0-30マイル/時(48km/h):1.4秒
0-40(64):1.9秒
0-50(80):2.5秒
0-60(97):3.1秒
0-70(113):3.8秒
0-80(129):4.7秒
0-90(145):5.7秒
0-100(161):6.8秒
0-110(177):8.2秒
0-120(193):9.9秒
0-130(209):11.6秒
0-140(225):13.6秒
0-150(241):16.7秒
0-402m発進加速:11.2秒(到達速度:207.6km/h)
0-1000m発進加速:20.5秒(到達速度:257.0km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
ポルシェ911GT3 PDK(2021年)
テスト条件:乾燥路面/気温16℃
0-30マイル/時(48km/h):1.5秒
0-40(64):2.0秒
0-50(80):2.6秒
0-60(97):3.4秒
0-70(113):4.2秒
0-80(129):5.1秒
0-90(145):6.2秒
0-100(161):7.4秒
0-110(177):8.9秒
0-120(193):10.6秒
0-130(209):12.5秒
0-140(225):14.9秒
0-150(241):17.7.秒
0-402m発進加速:11.5秒(到達速度:201.3km/h)
0-1000m発進加速:21.0秒(到達速度:257.5km/h)

中間加速

20-40mph(32-64km/h):2.0秒(2速)/3.0秒(3速)

30-50(48-80):1.8秒(2速)/2.8秒(3速)/4.1秒(4速)

40-60(64-97):1.5秒(2速)/2.5秒(3速)/3.8秒(4速)/5.8秒(5速)/8.5秒(6速)

50-70(80-113):1.4秒(2速)/2.2秒(3速)/3.5秒(4速)/5.8秒(5速)/8.4秒(6速)/13.2秒(7速)/16.5秒(8速)

60-80(97-129):2.0秒(3速)/3.3秒(4速)/5.5秒(5速)/8.5秒(6速)/13.7秒(7速)/21.4秒(8速)

70-90(113-145):2.1秒(3速)/3.2秒(4速)/5.0秒(5速)/9.1秒(6速)/15.7秒(7速)/26.0秒(8速)

80-100(129-161):2.2秒(3速)/3.1秒(4速)/5.2秒(5速)/9.9秒(6速)/17.7秒(7速)

90-110(145-177):3.1秒(4速)/5.5秒(5速)/9.0秒(6速)

100-120(161-193):3.2秒(4速)/5.4秒(5速)/9.5秒(6速)

110-130(177-209):3.5秒(4速)/5.5秒(5速)

120-140(193-225):6.1秒(5速)

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温23℃
30-0マイル/時(48km/h):7.7m
50-0マイル/時(64km/h):21.5m
70-0マイル/時(80km/h):41.0m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.63秒

ライバルの制動距離

ポルシェ911GT3 PDK(2021年)
テスト条件:乾燥路面/気温16℃
0-0マイル/時(48km/h):7.9m
50-0マイル/時(64km/h):21.2m
70-0マイル/時(80km/h):40.8m

各ギアの最高速

1速:69.2km/h(8600rpm)
2速:115.9km/h(8600rpm)
3速:167.4km/h(8600rpm)
4速:231.7km/h(8600rpm)
5速:313.8km/h(8600rpm)
6速:313.8km/h(6764rpm)
7速:313.8km/h(5305rpm)
8速(公称値):313.8km/h(4377rpm)

8速・70/80マイル/時(113km/h/129km/h):1571rpm/1796rpm

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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