text & photo:Shunichi Uchida (内田俊一) :photo:Chizuko Uchida (内田千鶴子)
1963年に設立されたMG CAR CLUB JAPAN CENTREが主催するこのイベントが初開催されたのは、いまから35年前の1979年10月6日、軽井沢プリンスホテルだった。その後、時々お休みをし、また、場所もホテル鹿島の森に移しながらも、今年、29回目を迎えた。
なによりも変わらないこと、偉大なるマンネリが魅力だとある参加者は語る。緑の芝生にクルマを並べること。夜、パーティを行うことはもとより、イベント名を記したプラークを掛ける木まで変わらない。もし変わることがあるとすれば、その木が成長するため、開催するごとに、徐々にプラークの高さが高くなることくらいだ。
では、なぜ変わらないことが魅力なのか。それは、安心感につながるからだ。このイベントに出場すれば、全国のMG乗りたちに久しぶりに再会することが出来る。更には、ホテルの従業員たちとも再会を喜び合える。これこそが、このイベントの魅力なのだ。
この魅力は1年や2年程度続けただけでは得られるものではない。クラブの歴史、イベントの歴史が積み重なることで醸造されたものなのである。
イベント自体は、朝、ホテルに集合して芝生にクルマを並べ、そこから数時間は、銘々椅子やパラソルを出し、そして、テーブルにはワインやバゲットを並べ、参加者同士、積もる話し花を咲かせる。もちろんお酒を飲んでしまうので、クルマはそのまま移動することはなく夜を迎える。その夜は、ドレスアップをしてパーティだ。ホテルが用意した美味しい料理に舌鼓を打ちながら、またおしゃべりの時間は続くのだ。
つまり、MGをキーにして、MG乗りたちとの絆を深める。それこそがMG Day in KARUIZAWAなのだ。
レーシング・モデルを含め戦前モデルは6台集まった。
会場であるホテル鹿島の森のエントランスを行くのはMG-TD。
今年は会場へのエントリーに赤絨毯が引かれた。クルマはMG-Lタイプ。
同じく赤絨毯を行くMG-YA。東京から自走で参加だ。
MG-BのクーペモデルであるMG-B GT。薄いブルーのボディカラーが似合っている。
MGはオープン・モデルが知られているが、スポーティなサルーンも作っており、今回は4台が集った。
クルマの前にテーブルやいすを並べて、ピクニック気分を味わう参加者達。
皆楽しそうにボンネットを開けて、ああでもないこうでもないと会話に夢中だ。
今回は初めてメンバーとその友人によるボサノバライブが開催された。
1924年の量産車発売から90周年を記念しバースデイケーキが作られた。
パーティで恒例の記念撮影にて、全てのプログラムは終了した。
1930年 MG-Mタイプ・ミジェット
1932年 MG-J2
1933年 MG-Cタイプ・モンレリー・ミジェット
1933年 MG-Lタイプ
1934年 MG-K3マグネット
1935年 MG-PA
1948年 MG-TC
1951年 MG-TC
1951年 MG-TDミジェット
1953年 MG-TD II ミジェット
1953年 MG-TD
1954年 MG-TF1500
1954年 MG-TF
1955年 MG-TF
1951年 MG-YA
1958年 MG-ZBマグネット
1958年 MG-ZBマグネット
1967年 MG-1100Mk-I
1957年 MG-A 1500Mk-II
1958年 MG-Aツインカム
1959年 MG-A
1960年 MG-A
1961年 MG-A1600Mk-II
1964年 MGミジェットMk-II
1967年 MGミジェットMk-III
1971年 MGミジェットMk-III
1973年 MGミジェット
1974年 MGミジェット
1974年 MGミジェット
1974年 MGミジェット
1975年 MGミジェット1500
1978年 MGミジェット
1979年 MGミジェット
1979年 MGミジェット
1979年 MGミジェット
1979年 MGミジェット1500
1979年 MGミジェット
1962年 MG-B
1963年 MG-B Mk-I
1963年 MG-B
1966年 MG-B
1967年 MG-B GT
1968年 MG-B GT
1972年 MG-B
1972年 MG-B
1973年 MG-B
1973年 MG-B
1976年 MG-B
1975年 MG-B
1979年 MG-B
1980年 MG-B
1980年 MG-B
1994年 MG-R V8
1997年 MG-F
1997年 MG-F
1997年 MG-F
1997年 MG-F
1999年 MG-Fアヴィンドン