VW 新型パサート・ヴァリアント初公開 ワゴン専用、48V MHEV初導入 より大きく、より高級に

公開 : 2023.08.31 18:05

48Vマイルドハイブリッド初導入

PHEVモデルのパサートeハイブリッドでは、ターボチャージャー付き1.5L 4気筒ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせ、合計出力204psまたは272psの2種類が設定される。バッテリー容量は従来の約2倍の19.7kWhとなり、欧州WLTPサイクルでの電気のみでの航続距離は約100kmに伸びた。また、充電速度も向上しており、これまでの3.6kWではなく11kWのAC充電に対応し、最大50kWのDC充電も可能となった。

初導入となる48VマイルドハイブリッドのeTSIでは、ターボチャージャー付き1.5L 4気筒ガソリンエンジンが搭載され、最高出力150psを発生する。

フォルクスワーゲン・パサート・ヴァリアント
フォルクスワーゲン・パサート・ヴァリアント    フォルクスワーゲン

ガソリンエンジンのTSIでは最高出力204psと265psの2種類、ディーゼルのTDIでは122ps、150ps、193psの3種類が用意されている。

TSI、TDI、eTSIには7速DSGが、eハイブリッドには6速DSGが標準装備される。最高出力265psのTSIおよび193psのTDIでは四輪駆動の4モーション、その他のモデルでは前輪駆動が標準となる。

欧州では、ベースグレードのほかに「ビジネス」、「エレガンス」、「Rライン」の4種類のグレードが設定される。LEDヘッドライトおよびテールライト、スマートフォンのミラーリング機能、USB-C充電ポート、ルーフレールなどが標準装備となる。

価格は未定だが、エントリーグレードのガソリン車で約3万ポンド(約550万円)から、最上級のハイブリッド車では約5万ポンド(約930万円)からとなる見込み。

また、最高出力300psのターボチャージャー付き2.0L 4気筒ガソリンエンジンを搭載する高性能モデルのパサートRも計画されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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