LEVC TX 詳細データテスト 最新ロンドンタクシー 乗り心地は極上 発電用エンジンは洗練不足

公開 : 2023.09.02 20:25  更新 : 2023.10.24 19:47

使い勝手 ★★★★★★☆☆☆☆

インフォテインメント

LCDメーターパネルは標準装備で、各メーカーの最新式のものほど鮮明ではないが、十分に見栄えがよく、この使い方にマッチしている。

その左側に設置された9インチのタッチ画面はボルボ由来で、不満な点もXC40V90と同じだ。ナビやデジタルラジオが備わり、パワートレインの仕事ぶりを示すグラフィックもおもしろいが、システムの使いやすさは見出しにくい。

ボルボのシステムを流用したと思われるインフォテインメント系は、見栄えはいいものの、使いづらさもボルボのそれに共通するところがある。
ボルボのシステムを流用したと思われるインフォテインメント系は、見栄えはいいものの、使いづらさもボルボのそれに共通するところがある。    JOHN BRADSHAW

とくに、Apple CarPlayやAndroid Autoには非対応で、そこは今後のアップデートで改善すべき点だ。いっぽう、サウンドのクオリティは期待通りで、いうなればかなりどんよりしている。とはいえ、バング&オルフセンのようなプレミアムオーディオを用意すべき類のクルマではなく、それを用意したところでほとんど売れないだろう。

燈火類

ヘッドライトは自動光軸調整式のLEDで、自動減光機能も備える。

ステアリングとペダル

今回は計測を行わなかった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 撮影

    ジョン・ブラッドショー

    John Bradshaw

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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