LEVC TX 詳細データテスト 最新ロンドンタクシー 乗り心地は極上 発電用エンジンは洗練不足

公開 : 2023.09.02 20:25  更新 : 2023.10.24 19:47

スペック

レイアウト

外観は古ぼけたクルマに見えるかもしれないが、シャシーはパフォーマンスカーに多く見られるアルミ接着構造だ。

フロントに積んだジーリー製の3気筒エンジンは発電用で、ジェネレーターと組み合わせて、クランクシャフトからの動力を電力へ変換。外部充電にも対応するバッテリーを介して、リアのモーターで走行する。

エンジン

シャシーはアルミ接着構造で、フロントに発電用3気筒エンジンを搭載。外部充電にも対応するバッテリーを介して、リアのモーターで走行する。
シャシーはアルミ接着構造で、フロントに発電用3気筒エンジンを搭載。外部充電にも対応するバッテリーを介して、リアのモーターで走行する。

駆動方式:エンジン:フロント横置き・モーター:リア横置き後輪駆動
形式:直列3気筒1477cc、ガソリン(91ps)+モーター
ブロック/ヘッド:-/-
ボア×ストローク:φ-×-mm
圧縮比:-
バルブ配置:-
最高出力:150ps/-rpm
最大トルク:25.4kg-m/-rpm
モーター許容回転数:11500rpm
ハイブリッドアシスト:エンジン発電/永久磁石同期モーター駆動
モーター最高出力:68ps
モーター最大トルク:20.9kg-m
システム総合出力:-ps/-rpm
システム総合トルク:-kg-m/-rpm
馬力荷重比:67ps/t
トルク荷重比:11.5kg-m/t
エンジン比出力:62ps/L

ボディ/シャシー

全長:4855mm
ホイールベース:2985mm
オーバーハング(前):940mm
オーバーハング(後):930mm

全幅(ミラー含む):2036mm
スロープ幅:1157mm

全高:1621mm
全高:(テールゲート開き):2100mm

足元長さ(前席):最大1000mm
床面~天井(後席):1490mm
座面~天井(前席):最大1020mm
座面~天井(後席):950mm

積載容量:440L

構造:アルミ・モノコック
車両重量:2230kg(公称値)/2265kg(実測値)
抗力係数:-
ホイール前・後:7.0Jx17
タイヤ前・後:215/65 R17 103H
マキシスMA−919
スペアタイヤ:フルサイズ(荷室内)

変速機

形式:1速リダクションギア
1速:-/- 
2速:-/- 
3速:-/- 
4速:-/- 
5速:-/-            

最終減速比:10:1

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
市街地:3.1km/kWh
ツーリング:8.6km/L(発電用エンジン)
動力性能計測時:2.6km/kWh

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):-km/L
中速(郊外):-km/L
高速(高速道路):-km/L
超高速:-km/L
混合:167km/L
エンジン単体:-km/L
EV航続距離:126km
EV市街地航続距離:163km
航続距離:536km

燃料タンク容量:36L
駆動用バッテリー:ニッケル水素・-/34.6kWh(総量/実用量)
現実的な航続距離(モーターのみ):-km
現実的な航続距離(エンジンのみ):-km
現実的な航続距離(エンジン+モーター):415km
CO2排出量:14g/km

サスペンション

前:デュアルアクシスマクファーソンストラット/コイルスプリング、スタビライザー
後: 5リンク/横置きコンポジットリーフスプリング

ステアリング

形式:電動油圧式、ラック&ピニオン、アッカーマン・ジオメトリ
ロック・トゥ・ロック:3.8回転
最小回転直径:8.45m

ブレーキ

前:308mm通気冷却式ディスク
後:320mm通気冷却式ディスク
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:電動、トランスミッショントンネルにスイッチ配置

静粛性

アイドリング:38dBA(REx作動時:50dBA)
全開・145km/h時:-dBA
48km/h走行時:59dBA
80km/h走行時:63dBA
113km/h走行時:70dBA

安全装備

ABS/ESC/LKA/AEB/クロストラフィックアシスト
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
歩行者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温17℃
0-30マイル/時(48km/h):5.1秒
0-40(64):7.0秒
0-50(80):9.4秒
0-60(97):12.7秒
0-70(113):16.9秒
0-80(129):23.6秒
0-402m発進加速:19.5秒(到達速度:120.7km/h)
0-1000m発進加速:-秒(到達速度:-km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
レンジローバーD350 HSE(2022年)
テスト条件:湿潤路面/気温14℃
0-30マイル/時(48km/h):2.2秒
0-40(64):3.4秒
0-50(80):4.6秒
0-60(97):6.3秒
0-70(113):8.2秒
0-80(129):10.6秒
0-402m発進加速:14.9秒(到達速度:152.1km/h)
0-1000m発進加速:27.1秒(到達速度:194.4km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):3.6秒

30-50(48-80):4.3秒

40-60(64-97):5.7秒

50-70(80-113):7.4秒

60-80(97-129):10.1秒

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温17℃
30-0マイル/時(48km/h):9.6m
50-0マイル/時(64km/h):25.5m
70-0マイル/時(80km/h):51.4m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:3.4秒

ライバルの制動距離

レンジローバーD350 HSE(2022年)
テスト条件:湿潤路面/気温14℃
30-0マイル/時(48km/h):12.5m
50-0マイル/時(64km/h):33.5m
70-0マイル/時(80km/h):66.2m

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    ジョン・ブラッドショー

    John Bradshaw

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事