マツダで1番売れる「CX-5」 グレード見直しの狙いは? スポーティ系が好調

公開 : 2023.09.04 11:46  更新 : 2023.09.06 10:34

仕立てで選ぶ フィールドジャーニー

「エクスクルーシブ・モード」では、ピアノブラックの縦基調ブロックメッシュパターンのフロントグリルに変更し、前後バンパーにはシルバーのセンターガーニッシュを、19インチのアルミホイールは高輝度ダーク塗装を採用。

インテリアは、ハニカムシルバーのデコレーションパネル(インパネ/ドアトリム)やライトグレーのステッチ(シート/コンソールリッド/ドアアームレスト/ニーパッド)を採用し、洗練された上質さを感じさせている。

CX-5 XDフィールドジャーニー(プラチナクォーツメタリック:383万9000円)
CX-5 XDフィールドジャーニー(プラチナクォーツメタリック:383万9000円)    宮澤佳久

「フィールドジャーニー」では、フロントグリルのカラーコーディネート変更、シート座面にパーフォレーション加工を施した合成皮革の採用、シートステッチ/パイピングをライトグレーに、エアコンルーバーベゼルをサテンクロームメッキに変更、などが施された。

実質的な機能性と質実な中にも高い仕立ての良さを感じさせている。

なお、「ブラックトーン・エディション」に関しては大きな変更はない。

ボディカラーでは、プラチナクォーツメタリックを新たに追加し、ソニックシルバーは廃止された。

新価格について

シリーズ全体としては、地上デジタルTVチューナー(フルセグ)やアドバンスドキーレスエントリー・システム、360°ビューモニター+フロントパーキングセンサーなど、人気の高かったメーカーセットオプションをグレードによるが標準装備化。

それに伴いオプション設定を廃止している。各グレードの装備詳細に関しては、マツダのWebサイトを参照するか、販売店に問い合わせて欲しい。

CX-5 20Sブラックトーン・エディション(ポリメタルグレーメタリック:323万9500円)
CX-5 20Sブラックトーン・エディション(ポリメタルグレーメタリック:323万9500円)    宮澤佳久

また、昨今の原材料費や原油価格の高騰、円安などの影響で車両価格は全体に引き上げられているが、前述のオプションを標準装備化している部分を差し引けば、価格上昇は比較的おさえられているようだ。

主なグレードと車両価格は下記のとおり。

スマート・エディション:290万9500円(20S/2WD)〜345万9500円(XD/4WD)
ブラックトーン・エディション:323万9500円(20S/2WD)〜378万9500円(XD/4WD)
フィールドジャーニー:352万円(20S/4WD)〜383万9000円(XD/4WD)
スポーツ・アピアランス:358万1600円(25S/2WD)〜413万1600円(XD/4WD)
エクスクルーシブ・モード:399万4100円(XD/2WD)〜422万5100円(XD/4WD)

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。

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