出るぞ! マツダ3、CX-30にも「レトロスポーツ・エディション」 特別仕様でイメチェン

公開 : 2023.09.04 11:36

CX-30 「黒」の引き締め効果

ファミリー層のニーズにもこたえられる個性派クロスオーバーとして活躍中の「CX-30」。その年次改良モデルをベースにしたのが「CX-30レトロスポーツ・エディション」だ。

主な改良点として、先進の安全運転支援機能の強化に加え、センダーディスプレイの大型化やApple CarPlayのワイヤレス接続など機能面も進化が挙げられる。さらにコネクテッド機能が強化されたのも、朗報の1つ。「Myマツダ」アプリによるリモートエンジンスタートも実現されている。

CX-30 20Sレトロスポーツ・エディション(ジルコンサンドメタリック:316万6900円)
CX-30 20Sレトロスポーツ・エディション(ジルコンサンドメタリック:316万6900円)    宮澤佳久

エクステリアは、マツダのスポーティモデルに共通する黒パーツによる引き締めを行い、フロントグリル/ドアミラー/アルミホイールをグロスブラック仕上げとしている。

これらは、「ブラックトーン・エディション」と同様の仕上げであるが、専用装備として黒メッキ仕上げのシグネチャーウィングを与えることで、レトロさや上級感を演出。これにより、チョイ悪風味のスポーティなコンパクトクロスオーバーを狙った。

ボディカラーは、イメージカラーの「ジルコンサンドメタリック」以外も選択可能だ。担当デザイナーによれば、オススメ色は、CX-5同様のカラーに加え、「セラミックグレー」もとのこと。

インテリアが豪華な仕上がり!

ブラックを基調とするインテリアでは、上質さを意識し、各部のアクセントを変更。各部のテラコッタステッチに加え、ダッシュボードパネルのブラックスエード化やインナーハンドルなど金属調パーツをガンメタ塗装としている。

シートは、テラコッタの人工皮革とブラックのスエード調生地レガーヌのコンビだが、CX-5とは仕様が異なる。シート中央のブラックのコードバン調アクセントを加えているのだ。これはCX-60に使われるデザインを取り入れたもの。

CX-30 20Sレトロスポーツ・エディションの前席内装
CX-30 20Sレトロスポーツ・エディションの前席内装    宮澤佳久

スエードの優しい風合いの中に、ピシッとしたアクセントラインが入ることで、スポーティな印象を強めるだけでなく、フォーマルさも感じられる。

CX-30のラインナップでは、最上位モデルとなるため、装備も強化されており、運転席パワーシートや前席シートヒーター、ステアリングヒーターなどをパッケージにした「ドライビングポジションサポートパッケージ」に加え、自動防眩ルームミラー、後席用LEDマップランプ、ボーズサラウンドシステム+12スピーカーシステムが加えられている。

実車の印象だが、エクステリアこそ、ブラックトーン・エディションに近いが、テラコッタカラーを取り入れたインテリアが豪華。とくにダッシュパネルのスエード素材「レガーヌ」の採用は、スポーティさだけでなく、高級感があって良い。装備もボーズサウンドを追加するなど贅沢な仕様となっている。

マイルドハイブリッドの2.0Lガソリン車「20S」が、316万6900円~340万3400円。1.8Lクリーンディーゼルターボ車「XD」が、344万1900円~367万8400円となる。
CX-30では最上位となる価格だが、豪華なCX-30を望む人には、良い選択となりそうだ。

なお本特別仕様車はマツダ3、CX-30ともに本日より予約受付を開始。発売は10月中旬~下旬を予定している。

記事に関わった人々

  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。

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