フィスカーの3シリーズ資金難で遅れ

公開 : 2012.02.10 11:52  更新 : 2017.06.01 00:54

アメリカ・エネルギー省(DoE)との財政支援の議論の後、フィスカーBMW 3シリーズに対抗しうるモデルを生産するという「プロジェクト・ニーナ」を、遅くとも今年の秋まで延期せざるをえなくなった。フィスカーは400億円にものぼるDoEの資金提供をプロジェクト・ニーナのスタートに際して受けており、それはGMのデラウェア工場で生産が行われるはずだった。

これまでフィスカーはDoEの資金を145億円ほど受け取っており、このクルマのエンジニアリング、デザイン、そして工場の再委託のために使用した。しかし、目標に達していないと政府機関は判断し、DoEからのローンを凍結したのだ。アメリカでのDoEローンは、ソーラーパネルの会社に支援してたもののその会社が崩壊し戻ってこなかったということがあってから、さらなる詳細な調査を行うようになった。

フィスカーはDoEローンの条件の再交渉をしているが、資金の凍結は、デラウェア工場の26人のレイオフすることに繋がってしまった。

論争は、最低3ヶ月の遅れをプロジェクト・ニーナに強要している。

フィスカーは、この資金ローンに影響なく、最初のモデルであるカルマは、全米の50のユーザーにデリバリーしており、更には2,000台を販売する用意ができているという。

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