IAAモビリティ2023 注目発表「イッキ見」 野心隠さぬ中国ブランド、伝統掲げる欧州老舗ブランドが相まみえる
公開 : 2023.09.10 18:05
メルセデス・ベンツEクラス・オールテレーン
メルセデス・ベンツのオフロード対応ステーションワゴンの最新作。Eクラスをベースに、より無骨なスタイリング、最低地上高のアップ、ユニークなインテリアエレメント、そしてWLTPテストサイクルで最大102kmのEV航続距離を実現するというプラグインハイブリッド・システムなど新しいパワートレインが導入されている。
Eクラスの世代交代に伴い、新型Eクラス・オールテレーンは全長4950mm、全幅1904mm、全高1497mmと、2017年に発売された現行型よりも一回り大きい。
2024年初めに欧州で発売される予定だ。
ミニ・クーパー・エレクトリック
ミニは次世代のEVハッチバックとして、クーパー・エレクトリックを発表した。現行型は異なり、EV専用プラットフォームがベースとなっている。2つの仕様が用意され、エントリーモデルはクーパーE、上位モデルはクーパーS Eとなる。
価格は3万ポンド(約550万円)からで、フロントアクスルに最高出力183psのモーターと40.7kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は305kmとなる。3万4500ポンド(約635万円)のクーパーS Eは最高出力218psのモーターと54.2kWhのバッテリーを搭載し、0-100km/h加速6.7秒、航続距離は402kmとなる。
走行モードに応じてディスプレイ表示やパワートレイン特性を変化させる「ミニ・エクスペリエンス」が導入され、さまざまな合成サウンドも用いながら新しい運転体験を提案している。
ミニ・クロスオーバー
新型ミニ・カントリーマン(日本仕様のクロスオーバーに相当)は、アウディQ3などに対抗するまでに成長した。BMW X1との兄弟車で、ガソリンエンジン、プラグインハイブリッド、バッテリーEVの3種類のパワートレインが用意されている。
当初は最高出力313psのエレクトリックS Eオール4が最上位モデルとなる。スポーティなジョン・クーパー・ワークス(JCW)も用意され、最高出力300psと最大トルク40.8kg-mを発生し、0-100km/h加速は5.4秒とのこと。
価格はガソリンエンジンのカントリーマンCが2万8500ポンド(約525万円)から、Sが3万3900ポンド(約625万円)、JCWが3万9900ポンド(約735万円)、エレクトリックEが4万1500ポンド(約765万円)、エレクトリックS Eが4万6600ポンド(約860万円)となる。英国での納車は2024年2月から開始される。
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