カーナビで何するか「世代差」を痛感 名古屋キャンピングカーフェアにパナソニック・ストラーダ

公開 : 2023.09.09 14:43  更新 : 2023.11.24 14:02

名古屋キャンピングカーフェア AUTUMNが開幕。軽キャンと大画面カーナビが展示されているパナソニックブースで、世代差を痛感しました。

軽キャン+大画面カーナビ どう使う?

名古屋キャンピングカーフェアAUTUMNが9月9日に始まった。東海地区最大級の展示台数が集まるとあって、開場とともに多くの家族連れが訪れ賑わいを見せている。

とくに人気なのが軽キャンバーの展示だ。

名古屋キャンピングカーフェア AUTUMNのパナソニック オートモーティブシステムズ社ブース。10V型有機ELディスプレイ搭載の「ストラーダCN-F1X10BGD」の実機に触れられる。
名古屋キャンピングカーフェア AUTUMNのパナソニック オートモーティブシステムズ社ブース。10V型有機ELディスプレイ搭載の「ストラーダCN-F1X10BGD」の実機に触れられる。    AUTOCAR JAPAN

パナソニック オートモーティブシステムズ社のブースでは、東和モータース販売の「インディ108」で過ごす休日をイメージしたカーグッズを紹介。

丸い窓が愛らしい軽キャブコンとあって、女性の来場者が足を止めてテーブルやサイドギャレーの使い勝手を確認するのを何度も見かける。

インパネには10V型の大画面カーナビ「パナソニック・ストラーダCN-F1X10BGD」を搭載。

ブルーレイを再生できるこのモデルに加えて、10V型「CN-F1X10GD(DVD再生対応)」、9V型「CN-F1D9GD(DVD再生対応)」といったラインナップも展示され、実機に手で触れて操作できる。

意外にも、大画面に指を伸ばしているのは子供が多い。地図をすいすいスクロールさせたり、再生するメディアの映像を自在に切り替えたりしている。

この世代の子共たちにとっては、カーナビというよりも、ナビ機能付きのデジタルデバイスという感覚なのだろう。

実際ストラーダは、ブルーレイディスクやDVDを再生したり、最新機種なら自宅のHDDレコーダーにWi-Fi経由でアクセスして録りためたドラマを視聴したりできる。

こうしたエンタメ機能が増えていくたびに、「出先でそんな使い方をするヒトがいるのだろうか?」と不思議に思っていたのだが、生まれたときから手元のデバイスで動画・音楽をオンデマンドで楽しんできた世代にはそうした壁は存在しないようだ。

これまでのカーナビの概念を超えた使い方で、アウトドアや車中泊の時間をきっと豊かなものにしてくれるだろう。

有機ELディスプレイに関心が集まる

ストラーダ自体については来場者がどんなことに興味を持っているのかスタッフに尋ねると、「有機ELはすごいね!」という声が圧倒的に多いとのこと(10V型の最新ストラーダに搭載される有機ELディスプレイのこと)。

色が鮮やかで、映像の表現に深みがある。黒が引き締まっているのも品質が高いと感じさせる。

最新のストラーダ「CN-F1X10BGD(写真)」「CN-F1X10GD」は、10V型有機ELディスプレイを採用。フローティング大画面で、鮮やかな映像を楽しめる。
最新のストラーダ「CN-F1X10BGD(写真)」「CN-F1X10GD」は、10V型有機ELディスプレイを採用。フローティング大画面で、鮮やかな映像を楽しめる。    AUTOCAR JAPAN

カーテンを設置しているブースもあり、展示エリアの明るさを調整して昼・夜の環境に切り替えて有機ELディスプレイの見え方をチェックできる展示は面白い。取材時も男性が熱心にチェックしていた。

こうしたエンタメ機能満載のクルマを一度体験してしまうと、これまでにはなかった楽しみ方を届けられる大画面カーナビの役割は今後も増していくように感じられる。そんな発見をした1日だった。

名古屋キャンピングカーフェア AUTUMNは、愛知県のポートメッセなごやで10日(日)17時まで開催している。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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