再びビクタースタジオと共同チューニング ケンウッドXSシリーズに、新たな3wayスピーカー
公開 : 2023.09.13 21:20
KENWOODから、「Tuned by VICTOR STUDIO」の新しいハイエンドスピーカーが登場。3wayセパレートタイプです。
ハイレゾ音源を、もっと高品位に
ケンウッドが送り出すカスタムフィット・スピーカーのハイエンドモデル「XSシリーズ」に、新ラインナップが加わる。
ビクタースタジオと共同チューニングで開発するシリーズの第2弾で、3wayセパレートタイプの「KFC-XS175S」「KFC-XS165S」という2モデルだ。
いずれもオープン価格で、10月中旬の発売。市場推定価格は、下記のとおりとなっている。
・17cm 3wayセパレート:KFC-XS175S 3万9700円前後
・16cm 3wayセパレート:KFC-XS165S 3万9700円前後
JVCケンウッドが、「ツィーターおよびウーファの振動板とディフューザーにおいて、スタジオエンジニアの細かい音質調整を反映した新設計を採用し、高解像サウンドをさらに進化させました。車室内で、より臨場感のあるサウンドを楽しめます」と紹介するこのモデル。
ビクタースタジオのトップエンジニアと音質調整を繰り返した証として、「Tuned by VICTOR STUDIO」を冠している。
スーパーツィーターを内蔵
具体的な性能については、通常のツィーターに加え、スーパーツィーターを内蔵した「2wayツィーター」を採用し、振動板を素材から見直した「新25mmソフトドームツィーター」を新設計した。
自然なハイレゾ帯域に調整することで、ボーカル帯域までの再現性を拡大しているわけだ。
また、「グラスファイバー振動板」は、グラスファイバーの網目の大きさや不織布の密度、振動板全体の強度など、綿密に再検討を重ねて新設計。ウーファの振動板を硬く調整することにより、ボーカル帯域を含む中低域に厚みと明瞭感のあるサウンドを実現している。
ウーファのディフューザー部は中央のくぼみ形状を変更。スピン加工面積を増加させた、新設計のディフューザーとなっており、ボーカル帯域がより鮮明になり、臨場感も向上した。
これ以外にも、磁気変調歪みを軽減するアルミショートリング、不要な振動を抑える「アルミダイキャストウーファフレーム」、振動板のリニアリティを向上させる「スムースモーションエッジ」、音質変換効率を向上させる「スクエアボイスコイル」、ツィーターをダイレクトに駆動する「高音質フィルムコンデンサー」を採用している。
また、新たな「XSシリーズ」用に開発された、新設計の「2wayツィーター」は、単品でも発売される(KFC-ST1005:市場推定価格1万8700円前後)。