アストン マーティン 2025年にル・マン・ハイパーカー参戦か ヴァルキリーLMH投入の可能性

公開 : 2023.09.15 06:05

・アストン マーティン、2025年にル・マン24時間のLMHクラスに参戦の可能性。
・ハイパーカーのヴァルキリーLMH仕様でWECとIMSA参戦か。
・1959年以来のル・マン総合優勝は果たせるか。

英アストン、ル・マン・ハイパーカーに参戦?

アストン マーティンは、2025年のル・マン24時間レースにハイパーカーのヴァルキリーを投入し、最高峰カテゴリーLMHへの復帰を果たそうとしている。実現すれば、1959年以来となるル・マン総合優勝を目指すことになる。

同社は2019年、F1のトップチームであるレッドブル・レーシングとの共同プロジェクトとして、ヴァルキリーのLMH仕様を開発する計画を発表していた。その後、計画は凍結されていたが、関係者への取材からプロジェクトの再始動が明らかになった。

アストン マーティン・ヴァルキリーAMRプロ
アストン マーティン・ヴァルキリーAMRプロ

アストン マーティンは、現在GTクラスに参戦している米国のスポーツカーチーム、ハート・オブ・レーシングとパートナーシップを組み、FIA世界耐久選手権と米IMSA選手権に参戦する可能性があるという。

アストン マーティンはヴァルキリーを投入する計画について明らかにしていないが、声明の中でル・マンにおけるLMHクラスの成長に「勇気づけられた」とし、「世界的なハイパーカーブランドとして、このクラスに細心の注意を払い続ける」と述べた。

LMHのレギュレーションでは、ハイブリッドのプロトタイプを自由に製造することが認められており、その性能を平準化するためにバランス・オブ・パフォーマンス(BoP)規則が適用される。現在、フェラーリトヨタプジョーがLMHレギュレーションに従ってマシンを製造している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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