長い歴史を持つ車名 30選 何十年も愛されてきた「銘板」 自動車解説
公開 : 2023.09.16 18:05
・40年以上にわたって使われている30の車名を紹介。
・カローラ、パサート、F-150など歴史ある名車の数々。
・最長80年以上。戦争やモデルチェンジを越えて愛されてきた銘板。
もくじ
ー戦争やモデルチェンジを越えて愛されてきた名車
ーシトロエン2CV:1949~1990年(41年間)
ーランドローバー:1948~1990年(42年間)
ーフィアット・パンダ:1980年~現在(43年間)
ーフォルクスワーゲン・ジェッタ:1979年~現在(44年間)
ーフォード・サンダーバード:1955~97年、2002~2005年(計45年)
ーホンダ・アコード:1976年~現在(47年)
ーフォードF-150:1975年~現在(48年)
ー三菱ギャラン:1969~2015年(46年間)
ーフォルクスワーゲン・ゴルフ:1974年~現在(49年間)
ーフォード・タウヌス:1939~42年、1948~94年(49年間)
ーシボレー・カマロ:1966~2002年、2009~現在(51年間)
ー三菱ランサー:1973年~現在(50年)
ーフォルクスワーゲン・パサート:1973年~現在(50年間)
ーホンダ・シビック:1972年~現在(51年)
ーモーガン・プラス4:1950~69年、1985~2000年、2005年~現在(52年)
ーランドローバー・レンジローバー:1970年~現在(53年)
ートヨタ・ハイラックス:1968年~現在(55年)
ートヨタ・ハイエース:1967年~現在(56年)
ーヒンドゥスタン・アンバサダー:1958~2014年(56年間)
ーフォード・ファルコン:1960~2016年(56年間)
ートヨタ・カローラ:1966年~現在(57年間)
ーフォード・トランジット:1965年~現在(58年)
ーフォード・エスコート:1955~61年、1968~2003年、2015年~現在(59年)
ーフォード・マスタング:1964年~現在(59年)
ーポルシェ911:1964年~現在(59年)
ーミニ:1959年~現在(64年)
ートヨタ・ランドクルーザー:1954年~現在(69年)
ーシボレー・コルベット:1953年~現在(70年)
ーモーガン4/4:1936~39年、1946~50年、1955~2018年(73年)
ーシボレー・サバーバン:1934年~現在(88年)
戦争やモデルチェンジを越えて愛されてきた名車
同じクルマが長期間に渡って販売され続けることは珍しくない。しかし、クルマの名称は世代を越えて引き継がれていくため、場合によっては半世紀も変わらないことがある。
今回は、40年以上同じ車名を使い続けている世界のクルマを30台紹介する。ただし、「クラス」や「シリーズ」という単語を含む車名は対象外とした(実際に与えられる正式名称とは異なるため)。また、フォルクスワーゲン・ビートルは第1世代には正式名称がなかったため、今回は取り上げていない。
シトロエン2CV:1949~1990年(41年間)
シトロエン2CVは、エンジン排気量が375ccから602ccに徐々に大きくなるなど、一部のディテールを除けば、生産開始から終了までほとんど変わらなかった。1930年代後半に設計されたため、本来ならもっと長寿だったかもしれないが、第二次世界大戦の勃発によって導入が遅れた。
2CVファミリーにはアミ、ディアーヌ、メアリなどがあるが、オリジナルモデルが一番の長寿だった。
ランドローバー:1948~1990年(42年間)
ランドローバーとは、もともとローバーが販売していた特定のモデルの車名だった(複数のタイプがある)。しかし、ディスカバリーの登場によって少々ややこしいことになった。
1990年、経営陣はオリジナルモデルを「ディフェンダー」と呼ぶことに決めた。そのためランドローバーは車名ではなくブランド名となり、現在に至る。
フィアット・パンダ:1980年~現在(43年間)
どちらも小型であるということ以外に、現代のパンダと1980年に登場した初代モデルとの間にはほとんど接点がない。とはいえ、パンダはフィアットが得意とするタイプのクルマである。初代モデルは1981年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーでフォード・エスコートに惜しくも敗れたものの、2003年まで生産され続けた。
2代目はあまりパッとしなかったが、8年間生産された。3代目は2011年に登場した。
フォルクスワーゲン・ジェッタ:1979年~現在(44年間)
ほとんどの市場において、ジェッタという名称はフォルクスワーゲン・ゴルフ(3代目と4代目を除く)のセダンタイプの派生モデルに使われてきた。ヴェントやボーラといった呼び方もあるが、中国ではジェッタの名で長年親しまれてきた。
そして中国では知名度の高さから、2019年にブランド名に起用されたが、その他の地域では車名として残されている。