モータージャーナリストになるには? クルマを運転し、クルマについて書くという仕事 自動車評論家とは

公開 : 2023.09.23 18:05

僕がモータージャーナリストになるまで:マット・ソーンダース(ロードテスト編集者)

2003年秋にようやくAUTOCARに正式採用されたとき、僕は求人広告に応募したわけではなかった。スティーブ・クロプリーのコラムの末尾に、同誌が編集アシスタントを募集しており、その仕事は雑誌の印刷物をautocar.co.uk(オンライン版)のページにすること、と書かれていた。

というわけで、アドバイスは2つ。わたし達が作るコンテンツは、どこに掲載されるにせよ、必ず隅から隅まで消費すること、そしてどんな手段を使ってでも門をくぐり抜けること。会費を払い、信頼を得、尊敬に値する態度と労働倫理を持っていることを示し、示し続けるのだ。

トヨタGRスープラにもたれるマット・ソーンダース
トヨタGRスープラにもたれるマット・ソーンダース    AUTOCAR

プロフェッショナリズム(プロ意識)は、最近のわたし達の仕事においてますます重要になってきている。もちろん、観察し、描写し、プレゼンする才能は必要だ。熱意、洞察力、発言力、専門知識も必要である。しかし、プレッシャーの中でも効率よく仕事をし、確実に締め切りを守り、赤の他人の100万ポンドのスーパーカーを任せられるだけの責任感も必要だ。

それとは別に、いついかなるときも、ジャーナリストであること。メモを取り、質問し、精査する。そして、読者のために記事を提供することを常に忘れないように。

記事に関わった人々

  • 執筆

    アンドリュー・フランケル

    Andrew Frankel

    英国編集部シニア・エディター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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