アストン・マーティンV12ヴァンテージS GT3をスクープ
公開 : 2014.10.24 22:40 更新 : 2017.06.01 02:11
ニュルブルクリンクでアストン・マーティンV12ヴァンテージSをベースとしたGT3バージョンがテストされている風景を捕えた。スタンダードなV12ヴァンテージSよりも、大きなトレッドを持ち、ボンネットには冷却孔が明けられ、フェンダー・アーチも大きくフレアしているのが解る。
単純にプロトタイプであることも考えられる。また、このモデルが、メルセデスAMGのエンジンを搭載したモデルでないことも確認している。
エンジニアリングの責任者、イアン・ミナルズは、昨年AUTOCARに対して、重量を減らすことに関心があるといい、現行モデルよりも100kgほど軽くするのは比較的容易だとも語っていた。エアコンを取り外し、インテリアをシンプルにし、そして軽量シートの装備だけでも成し遂げられるという。さらに、マグネシウム・ホイールやカーボンファイバー・ボディを用いれば、更に軽量となるという。
エンジンは573psの5.9ℓV12がそのまま使用されると思われるが、100kg以上のダイエットにより、1トンあたりのパワーは388psとなり、0-96km/h加速もロード・モデルの3.7秒から短縮されるものと思われる。
ただし、ダウンフォースを高める空力的付加物の影響で、トップ・スピードは330km/hよりダウンするものと予想される。
順調に行けば、このGT3は、来年デビューとなる。