新型フィアット600ハイブリッド 1.2L 3気筒ガソリンに48Vマイルドハイブリッド搭載 2024年納車開始

公開 : 2023.09.20 06:45  更新 : 2023.09.22 18:44

・充電インフラが整っていない地域向けの48Vマイルドハイブリッド車。
・1.2L直3ガソリン、電気モーター、リチウムイオンバッテリー、6速DCTを搭載。
・全量4.17mの扱いやすいサイズとスムーズな走りを実現。

フィアット600にMHEV追加 5人乗りクロスオーバー

フィアットは9月18日、新型コンパクトクロスオーバーの600ハイブリッドを欧州で発表した。2024年春からバッテリーEVの600eや現行500Xとともに販売される予定である。

新型600ハイブリッドは、主にEVへの移行準備が整っていない地域向けに投入される。最高出力100psの1.2L直列3気筒ガソリンエンジン、48Vのリチウムイオンバッテリー、最高出力28psの電気モーターを搭載したマイルドハイブリッド車となる。

フィアット600ハイブリッド
フィアット600ハイブリッド    フィアット

トランスミッションは6速DCTで、発進時や30km/h以下の低速走行時、バック駐車時にはモーターのみで駆動する。スムーズな走りを実現するとともに、回生ブレーキシステムを導入するなど効率性も追求。CO2排出量は110-114g/kmで、燃費は未公表だが22~23km/l程度となる可能性がある。

0-100km/h加速は約11秒とされる。

フィアット600eと同様、ボディサイズは全長4.17m、ホイールベース2.56m。最大5人乗りで、15Lの室内収納と385Lのトランクを備えている。

フィアット・ヨーロッパのガエターノ・トレル上級副社長は「わたし達は600eでEVへの移行をリードすることにコミットしていますが、同時に社会的に意義のあるブランドでもあります。ですから、人々が今必要としているものを提供することを約束します」と述べている。

欧州価格は1万9950ユーロ(約315万円)からで、2024年前半に納車開始の予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ヴィッキー・パロット

    Vicky Parrott

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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