なぜ今アコードを売るの? セダン低迷時代に新型 ホンダの勝算はどこに

公開 : 2023.09.21 11:00  更新 : 2023.09.21 13:00

もう1つの本命 最新ADAS日本初採用

先進の全方位安全運転支援システム「ホンダセンシング360」を日本仕様として初搭載したのも大きなトピック。

約100度の有効水平画角を持つフロントセンサーカメラに加え、フロントレーダーと四隅に計5台のミリ波レーダーを装備。車両の全周囲をセンシングできるものとした。

新型ホンダ・アコードe:HEVの前席(内装色:ブラック)。メーター部に表示されるのはホンダセンシング360「前方交差車両警報」の作動状況。メーターはバイザーなしの造りだが、マットな表示で外光下でも見やすい。
新型ホンダ・アコードe:HEVの前席(内装色:ブラック)。メーター部に表示されるのはホンダセンシング360「前方交差車両警報」の作動状況。メーターはバイザーなしの造りだが、マットな表示で外光下でも見やすい。    神村聖

これにより、今までのホンダセンシングの機能に、前方交差車両警報、車線変更時衝突抑制機能、車線変更支援機能が加わり、より安心・安全な運転環境を提供する。

もちろん、OTAによるアップデートも可能となっており、これはインフォテイメント機能だけでなく、ホンダセンシング360も対象となる。

使いながら機能がどんどん拡張されていくのも、新型の醍醐味と言えるだろう。

今回のモデルチェンジで11代目となるホンダ・アコードは、その洗練されたデザインと上質なインテリア、デジタル時代にふさわしいインフォテイメントシステムを搭載し、第4世代2モーターハイブリッドシステムによる走りのパフォーマンスも期待したいところだ。

なお、日本仕様は全量がタイの現地工場で生産・輸入されることになっている。

記事に関わった人々

  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。

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