パイオニアが、スマホ用ナビアプリ始動 「コッチ」の強み・価格は?
公開 : 2023.09.21 15:12 更新 : 2023.09.21 15:35
パイオニアがスマホ専用のカーナビアプリを発表。「COCCHi(コッチ)」という名称で、本日から始動します。無料のプランもあるので注目です。
カロッツェリアの知見がアプリに
サイバーナビ、楽ナビを販売するカーナビ大手「パイオニア」が、スマートフォン専用ナビアプリ「COCCHi(コッチ)」のサービスを開始する。
コッチは、パイオニアが保有するルーティング技術・走行履歴データを活用したナビ機能をスマホに提供するサービスだ。
スマホアプリにもかかわらず、道路幅、車線数、信号の数や交差点の曲がりやすさまで織り込んだルート探索・案内を提供するのが最大の強み。
こうした高精度なナビ機能と、“運転中の困りごとをサポート”するドライバーアシスト機能を搭載している。
また、CO2排出量・ガソリン代金などを可視化することで、経済的なルート選択やエコドライブなど環境配慮を促すのも面白い。
本アプリは、複数のAIテクノロジーと音声インターフェースによるモビリティAIプラットフォーム「パイオマティクス」を活用しているので、順次アップデートが行われ、サービス機能は追加されていくという。
無償プランと、月額制の基本プラン
具体的には、基本プラン(月額350円)と、機能を制限した無償プランの2種類を用意。基本プランは初月無料で使用できる。
機能面では、カーナビメーカーとしての知見を活かした前述の細やかなナビゲーションが売りで、これを音声案内で提供する。
「到着が早い」「コストが安い」「道幅が広い」の3種類からルート検索方法を指定でき、複数の候補から自身のニーズに合ったルートを選択できる。
また、パイオニアが独自に保有する「プローブデータ」と「リアルタイム情報」を活用し、高精度な到着時間予測・出発時間の算出、走行中に発生した渋滞を避けるルートの再提案機能も搭載。
「お助けボタン」は、押すだけで駐車場・トイレ施設の検索、渋滞情報の確認や並走道路への切り替えができるなど、ドライブ中の困りごとをサポートするアシスト機能の役割を担う。
大きな画面で操作したいユーザーなら、コッチはCarPlay/Android Autoに対応しているので、車載デバイスの大画面にスマホ画面を表示させて直接操作が可能となっている。
なおコッチは、パイオニアの特設サイトからダウンロードすることができる。