BMW、次世代モデルからはスタイルを明確に差別化
公開 : 2014.10.25 22:20 更新 : 2017.06.01 02:11
来年予定されているM2の発表が終わった後、BMWのデザイナーとエンジニアは次世代のモデルの製作に集中することができるようになる。そこで、BMWは次世代のデザイン・ランゲージを確定するばかりでなく、1、3、5、7というメイン・ストリームとなるモデルについて、明確なデザイン性の違いを打ち出す予定だ。
「われわれは、それぞれのモデルがそれぞれの小さな世界を持つことを望んでいる。それがBMW、ミニ、そしてロールス・ロイズ合わせて200万台を販売する会社にとって重要なことだ。」とBMWのブランド・デザイン・ディレクターのカリム・ハビブは語った。また、「排他性を維持する必要があるのと同時に、よりセパレートしたデザインが必要となる。」とも語っている。」
1990年代後半からクリス・バングルの指揮の下で作られた1、3、5,7というBMWのコア・モデル・レンジは、ただサイズが違うだけで同じクルマだと避難を受けた。しかし、今日の3シリーズはエッジの効いたデザインで、一方の5シリーズは柔らかいデザインだ。
「われわれは本物のデザインを追求しなくてはならない。そして、そのデザインはインナー・クオリティをも表現したものでなければならない。3シリーズはエッジの効いたデザインになったが、5シリーズは更なる優雅さが求められるだろう。」とハビブ。
その新しいデザインを造り上げるためのキーとなるのが、LEDヘッドランプだ。伝統のキドニー・グリルの脇でデザインされるヘッドランプ・グラフィックスに大きな影響を与えるからだ。間もなく発表されるであろう7シリーズは、スリムなLEDヘッドランプが採用されることになろう。しかし、実際のところ、1、3シリーズなどは、高価なLEDヘッドランプの価格を正当化できるものではない。おそらく現時点では5シリーズまでがLEDヘッドランプを標準で採用できる限度だろうと、ハビブはコメントしている。