小型軽量EVスポーツ「SC-01」 全長約4.1m、最高出力435ps 今年後半に発売予定 中国

公開 : 2023.09.27 06:05

・中国の新興メーカーSSC、小型スポーツカー「SC-01」を今年後半に発売。
・最高出力435psのデュアルモーター搭載。航続距離は500km。
・中国の「国民的スポーツカー」を標榜。

中国の「国民的スポーツカー」として今年後半に登場

中国の新興企業であるスモール・スポーツ・カー(SSC)は、電動2シーター・クーペのSC-01を2023年後半に中国で発売予定だ。

SSC SC-01は、中国の「国民的スポーツカー」となることを目指して開発された同社初の市販車であり、価格は約30万元(約610万円)からとされる。

SSC SC-01
SSC SC-01    スモール・スポーツ・カー(SSC)

ボディサイズは全長4085mm、全幅1820mm、全高1162mm、重量1300kgで、ガソリンエンジンのアルピーヌA110アウディTTに近い。

キャビン後方にバッテリーをミドマウントし、フロントとリアに電気モーターを搭載している。最高出力435ps、0-62mph加速3.9秒で、「純粋なドライビング・プレジャー」を提供するとのこと。NEDCテストサイクルでの航続距離は500kmとされるが、より厳しいWLTPでの数値は明らかにされていない。

SSCによると、このようなバッテリーレイアウトによって重量配分を最適化したほか、ドライバーを地面に近い位置に座らせることができ、空気抵抗の低減にもつながるという。

スペースフレームシャシーを採用し、水平方向にプッシュロッド式ショックアブソーバーを装着することで、小型化と高剛性化を実現したという。

インテリアは「ミニマル」と言われており、インフォテインメント用のタッチスクリーンはなく、物理的なスイッチやボタンですべての操作が可能だという。

現時点では中国市場に限定されており、北米や欧州などに導入されるかどうかは不明である。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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