ニュルブルクリンク 前輪駆動車(FF)・四輪駆動車(AWD)最速記録 日本車も激戦繰り広げる聖地
公開 : 2023.09.30 18:25
・「緑の悪魔」と呼ばれるニュルブルクリンクで、最速記録に挑むマシンたち。
・前輪駆動車、四輪駆動車カテゴリーで圧倒的なタイムを叩き出した11台を紹介。
もくじ
ー前輪駆動車部門:1 - ホンダ・シビック・タイプR - 7:39:691
ー2 - ルノー・メガーヌRSトロフィーR - 7:40:10
ー3 - ホンダ・シビック・タイプR - 7:43:80
ー4 - フォルクスワーゲン・ゴルフGTIクラブスポーツS - 7:47:19
ー5 - ホンダ・シビック・タイプR - 7:50:63
ー6 - ルノー・メガーヌRS 275トロフィーR - 7:54:36
ー四輪駆動車部門:1 - ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ - 6:44:97
ー2 - ニオEP9 - 6:45:90
ー3 - ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ - 6:52:01
ー4 - ポルシェ918スパイダー - 6:57:00
ー5 - ランボルギーニ・アヴェンタドールSV - 6:59:73
前輪駆動車部門:1 – ホンダ・シビック・タイプR – 7:39:691
ここからは、前輪駆動車(FF)の最速の座をかけて熾烈な競争を繰り広げたマシンを紹介していこう。
過去10年間に発売されたシビック・タイプRはすべて、ニュルブルクリンクの前輪駆動車の記録を保持してきた。FL5世代の最新モデルは、ミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2コネクト・タイヤを装着し、ルノー・メガーヌRSトロフィーRを王座から追い落とした。
2 – ルノー・メガーヌRSトロフィーR – 7:40:10
ホンダと熱いバトルを繰り広げたことで知られるルノーのホットハッチ。トロフィーRというのは、メガーヌRS 300トロフィーの1.8Lターボ・ユニットを搭載した限定モデルだ。2019年4月、一般公開される前にニュルブルクリンクで前輪駆動車としての王座を獲得した。ベースとなった “スタンダード” モデルよりも130kgの軽量化、エアロダイナミクスの調整、アクスルコンポーネントの手直しによって栄光を手にした。
3 – ホンダ・シビック・タイプR – 7:43:80
ホンダは、フォルクスワーゲン・ゴルフGTIクラブスポーツSが前世代のシビック・タイプRから奪っていった前輪駆動車の記録を、ニューモデルによって奪い返した。最高出力は320psで、ゴルフや先代タイプRを約10ps上回っている。
4 – フォルクスワーゲン・ゴルフGTIクラブスポーツS – 7:47:19
フォルクスワーゲンのゴルフGTIクラブスポーツSは、2016年5月に7分49秒21を記録。同年12月にはさらに2秒以上短縮し、ラップレコードを2度更新した。どちらの記録も、フォルクスワーゲンのテストドライバーであるベンジャミン・ロイヒター氏が樹立した。
5 – ホンダ・シビック・タイプR – 7:50:63
FK2シビック・タイプRは、2015年にルノー・メガーヌRS 275トロフィーRから王座を奪い取った後、ラップレコードを保持していた。2015年のジュネーブ・モーターショーでは、ターボチャージャーを搭載した初のタイプRとして発表されたが、最高出力は310psに向上し、0-100km/h加速タイムは5.7秒に短縮されている。また、この世代の生産終了を記念して、英国では100台限定の「ブラック・エディション」仕様も用意された。ただし、ニュルブルクリンクを走破した車両はノーマルの仕様である。
画像 ニュルFF・四駆最速モデル【ホンダ・シビック・タイプR、ルノー・メガーヌRSトロフィーR、ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJを写真で見る】 全97枚