メルセデス・ベンツCEO「EVシフトには柔軟性が必要」 電動化、中国ブランド、自動運転を語る

公開 : 2023.09.28 18:05

メルセデスは「月に旗を立てた」

――メルセデスにとって自動運転の重要性は?

「わたし達は、レベル2以上の非常に洗練されたシステムを持っており、ますます良くなっていますが、責任を負うのはドライバーであるという明確な区別があります。そこにはエキサイティングな発展を見られます」

メルセデス・ベンツEQS
メルセデス・ベンツEQS

「今、メルセデスはコンピューターによる自動運転へのベイビーステップを踏み出した最初のメーカーであり、責任は自社にあります。これは大きな飛躍です。ドイツと米国では、ハイウェイ・ドライブ・パイロットをSクラスとEQSに導入しました。これは低速でしか機能しませんが、渋滞時にはこれをオンにして、WhatsAppのメッセージを読むなど、好きなことができます」

「月に着陸して旗を立てるようなものです。その後、『月面基地を作るべきか』と考え始めるでしょう。それが今起こっていることであり、どうすればより多くの運転状況で限界を広げることができるかを検討しているところです

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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