高級クーペSUV登場 ジェネシスGV80クーペ 最高出力415psの3.5Vハイブリッド搭載

公開 : 2023.09.29 06:05

・韓国ヒョンデの高級車ブランド、ジェネシスが初のクーペSUVを投入。
・最高出力415psの3.5V V6ハイブリッド搭載、スポーティ性を強調。

スポーティな高級クーペSUV

韓国の高級車ブランドであるジェネシスは、新型クーペSUVのGV80クーペを発表した。10月に韓国で発売予定であり、ジェネシスの「成功への道のり」における「重要なマイルストーン」と位置づけられている。

ジェネシスGV80クーペは、2023年4月に発表された同名のコンセプトカーの市販バージョンとなる。既存のGV80をベースとしており、曲線を描くルーフラインとテールライトの真上に配置されたスポイラーが特徴的だ。

ジェネシスGV80クーペ
ジェネシスGV80クーペ    ジェネシス

ジェネシスは、クーペスタイルのデザインについて「個性的なデザインパッケージで実用性とスポーティさを最大化」するのに役立つとしている。

可動式エアフラップをフロントに備え、空力性能と冷却性能を向上させている。ホイールは20インチまたは22インチから選択可能。インテリアでは、カーボン素材を採用し、クーペ専用のステッチとメタルトリムのディテールが施される。

一方、従来型のGV80も同時に改良を受け、新しいフロントグリル、スリムなヘッドライト、インテリアのアップグレードなど、内外装を一新した。

インテリアには、27インチの巨大なインフォテインメント・システムが搭載され、ナビゲーションとビデオ再生が可能とされる。クライメートコントロールはタッチパッドで操作する。

ツートンカラーのステアリングホイールが採用されたほか、センターコンソールにはウッド、レザー、アルミニウムといった高級素材が使用されている。

GV80およびGV80クーペは全車、スマートフォンのワイヤレス充電器、センターコンソールの大型カップホルダー、ラジオのチューニングや音量調節ができるロータリーダイヤルを標準装備とする。

その他、指紋認証、ヒーター付きアームレスト、フレグランスシステムなども用意される。14.6インチのリアディスプレイには、Bang & Olufsenのプレミアムサウンドシステムとビデオストリーミング機能が搭載される。

パワートレインとしては、最高出力303ps、最大トルク43.0kg-mの2.5L 4気筒ガソリンターボと、最高出力380ps、最大トルク53.9kg-mの3.5L V6ガソリンターボの2種類を設定。

GV80クーペにのみ、最上級オプションとして最高出力415ps、最大トルク56.0kg-mの48Vマイルドハイブリッド付き3.5L V6スーパーチャージャーが用意される。ローンチコントロール、専用ドライビングモードの「スポーツ+」、ブレーキレスポンスの調整機能も付く。

安全装備としては、レーンアシスト、ブラインドスポットモニター、スマートクルーズコントロール、リモートスマートパーキングのほか、エレクトロニック・スタビリティ・コントロールやエレクトロニック・コントロール・サスペンション、横風に対するスタビライゼーションなどが標準装備される。

GV80とGV80クーペの価格はまだ明らかにされていない。

ジェネシスによると、GV80は2020年の海外デビュー以来、世界で17万台を販売されているという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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