英編集部の注目車両7台はコレ ホンダ/レクサス/スズキ 次期スイフト 斬新なEVコンセプト

公開 : 2023.10.04 15:05

迫るモビリティショー2023 ホンダ、レクサス、スズキ、3メーカーで英国編集部が注目する7台 次期スイフトから斬新なEVコンセプトまで

注目車両を3メーカーから7台選出

変革期にある自動車産業を象徴するように、「ジャパン・モビリティショー」へ名称を改めた東京モーターショーが間もなく開幕する。開催期間は2023年10月28日(土)~11月5日(日)まで。会場は、東京都江東区の東京ビッグサイト(東京国際展示場)だ。

古くからのクルマ好きの嗜好とは多少異なるかもしれないが、バッテリーEVや電動スクーターなどが数多く出展される予定にある。ホンダNSXを想起させるスポーツカーや、次期スズキスイフトなど、注目車両も少なくない。

次期スズキ・スイフト
次期スズキ・スイフト

そこで、これまでに得た情報をもとに、今回のジャパン・モビリティショー2023で見逃せなさそうなモデルを、ホンダとレクサス、スズキの3メーカーから7台選出してみた。それぞれの概要を、お伝えさせていただこう。

ホンダCI-MEV

公共交通機関が充分ではない地方の都市部に居住し、長距離を歩くことが難しい人へ向けられた、2シーターのマイクロカー。自律走行が想定されており、協調性のある人工知能と持続可能性が主なテーマに掲げられている。

持続可能性という点では、ボディにアクリル樹脂を用いることで塗装の手間を省き、リサイクルしやすい配慮がなされている。駆動用バッテリーは、ユニットごと交換できる仕様だという。

ホンダCI-MEV
ホンダCI-MEV    ホンダ

ホンダ・スペシャリティ・スポーツ・コンセプト

ホンダが出展する複数のバッテリーEVコンセプトの中で、NSXの後継モデルになる可能性を秘めているのが、このスペシャリティ・スポーツ。「ドライバーが運転の純粋な喜びを体験できる」と、同社は主張する。

ホンダは、内燃エンジンモデルを段階的に終了していく予定にある。魅力的なドライビング体験を失うことなく、カーボンニュートラルを実現するモデルとして、開発が進められることへ期待したい。

ホンダ・スペシャリティ・スポーツ・コンセプト
ホンダ・スペシャリティ・スポーツ・コンセプト

高性能な電動スポーツカーが想定されており、2023年のモントレー・カー・ウィークでは、「エレクトリック・ビジョン・デザイン・スタディ」という名で、ひと足先にお披露目されている。

ホンダ・サステナC

現行モデルのホンダeと同等クラスの電動ハッチバック。持続可能性に対する目標達成を前提とした、コンセプトカーになる。資源循環という考えを積極的に取り入れ、ボディはリサイクル可能なアクリル樹脂で構成されている。

全体的なスタイリングは、eと雰囲気が似ている。一層滑らかな面構成で、空力特性を改善した進化版が想定されているようだ。

ホンダ・サステナC
ホンダ・サステナC    ホンダ

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョナサン・ブライス

    Jonathan Bryce

    英国編集部。英グラスゴー大学を卒業後、モータージャーナリストを志しロンドンに移住。2022年からAUTOCARでニュース記事を担当する傍ら、SEO対策やSNSなど幅広い経験を積んでいる。
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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