注目の発表が盛りだくさん ジャパンモビリティショー2023 目玉展示を先取り 過去最大規模で開催
公開 : 2023.10.15 18:05
マツダのスポーツカーコンセプト
マツダは新型コンセプトカーを披露する予定で、詳細は不明だが、昨年こっそり公開された2シーター・スポーツクーペの実車版と考えられる。次世代のロードスターの姿をいち早く見せてくれるものと期待される。
昨年の画像(映像)を見る限りでは、スーパーカーのようなシザードア付きのハードトップで、全体的なプロファイルは現行車と似ている。マツダが電動化を加速させる計画を発表した際に登場したこと、マフラーが見当たらないことからEVの可能性もゼロではない。
東京ビッグサイトの出展スタンドでは、「クルマ好きがつくる未来」をテーマに、初代ロードスターから最新モデルまでさまざまな車両が展示される予定だ。
日産ハイパーアドベンチャー・コンセプト
V2X(ビークル・トゥ・エブリシング)機能を導入した電動SUV。大容量バッテリーを搭載し、電気ポットから電動ジェットスキー、さらには送電網まで、あらゆる外部機器に電力を供給することができる。電力需要が高いときには、バッテリー内の電力を送電網に売り、それによってエネルギーインフラの信頼性を高めることができる。その他では、トラクションを高める日産の四輪駆動システム「e-4orce」が搭載されている。
日産のブースでは、ハイパーアーバン・コンセプトや、まだ公開されていない他の2つのモデルとともにデジタル展示される。
スバル・スポーツモビリティ・コンセプト
スバルのスタンドを飾るのは、電動化に向けてスバル車がどのような姿になるかをプレビューするという電動スポーツカーコンセプトだ。「いつでも、どこへでも」行けるクルマであり、どこにいても「意のままに走れる」クルマを目指している。詳細はほとんど明かされていないが、スバルの1990年代のスポーツクーペ、アルシオーネSVXからデザインのインスピレーションを得ているようだ。
スズキeWX
軽自動車のハスラーを彷彿とさせるスクエアなデザインのコンセプトカー。毎日の生活に寄り添うEVを目指す、「楽しく実用的な軽ワゴン」と表現されている。比較的シンプルでクリーンなボディを持ち、最長230kmの航続距離を達成するという。
技術的な詳細はまだ不明だが、ジャパンモビリティショー2023で同時に出展予定のeVX(後述)に使用されている60kWhバッテリーの小型版が採用される可能性がある。
スズキeVX
スズキ初の世界戦略EVであり、電子制御の四輪駆動技術をさらに進化させることを目指した次世代クロスオーバー。今年1月にインドのデリーで開催されたAuto Expo 2023で世界デビューを果たし、今回の東京ビッグサイトでは日本初公開となる。
60kWhのバッテリーを搭載し、1回の充電で500kmの航続距離を達成する。グローバルでの発売は2025年を予定している。