これ覚えてる? 忘れられたコンセプトカー 44選 前編 奇抜で画期的なアイデア満載
公開 : 2023.10.21 18:05
AMC AMバン(1977年)
米国のAMCが開発したAMバンは、ステーションワゴンのペーサーにも似ているが、コンセプト80というテーマで作られた7台のコンセプトカーのうちの1台である。小型で低燃費という将来のモデルに関するアイデアを披露するためのキャンペーンだった。
四輪駆動と言われ、ボディの両サイドには「TURBO」の文字もあるが、実際には走行できない不動のモデルだった。AMC消滅後もコレクションとして保存され、2022年夏にオークションで新しいオーナーが見つかった。
ポンティアック・ファイヤーバード・トランザム・タイプK(1977年)
2代目ファイヤーバードのステーションワゴン版を作るというアイデアは、ゼネラルモーターズ内で驚くほどの支持を得たようだ。2つのコンセプトが作られ、ここで紹介しているのは後に1979年の標準モデルのフェイスリフトに合わせてアップデートされたものである。
特徴としては、リアのラゲッジ・コンパートメントにアクセスできるガルウィングドアなどがある。製造コストが莫大にかかるという事情を含め、いくつかの理由で量産化は断念された。
ランチア・メガガンマ(1978年)
イタルデザインは2年後、アルファ・ロメオ・ニューヨーク・タクシーのようなワンボックスボディに回帰し、メガガンマを開発した。
このメガガンマを見たイタリアのランチアは、十分な顧客層にアピールできないとして却下したが、これは誤った判断だったかもしれない。プロジェクトが中止された6年後に登場したルノー・エスパスは、同様の原理で設計されたMPV(ミニバン)であり、大成功を収めた。
ランチア・シビロ(1978年)
メガガンマとシビロ(Sibilo)の唯一の接点は、どちらも1978年のトリノ・モーターショーに登場し、ランチアのバッジを付けていたことである。それ以外はまったく違った。
ベルトーネがデザインしたシビロは、基本的にはストラトスをより長く、より奇抜にしたものだ。コンセプトカーは2.4Lのフェラーリ製V6エンジンを搭載している。
クライスラーETV-1(1979年)
ETVとは “Electric Test Vehicle(Electric Test Vehicle)” の略で、クライスラーが電気駆動システムを実車で試すために作ったコンセプトカーである。
現在の状況とは対照的に、1979年当時は電気自動車に対する世間の反応はごく冷めたものであったため、ETV-1はプロトタイプの域を出ることはなかった。
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