フィアット・ダウンタウン(1993年)

ダウンタウンは全長わずか3mの小さな電気自動車だったが、フロントにドライバー、リアに2人の乗員という3人乗りのスペースがあった。

最高速度は100km/hと謳われている割には、おそろしくトップヘビーに見えるが、その重心はおそらくかなり低かったのだろう。バッテリーは後輪の間に搭載され、アルミ製シャシーにプラスチック製のボディパネルを組み合わせている。

フィアット・ダウンタウン(1993年)
フィアット・ダウンタウン(1993年)

ビュイックXP2000(1995年)

XP2000はビュイックのバッジを付けられ、米国の3大モーターショーに出展されたが、実際にはGMのオーストラリア向けブランドであるホールデンの手によって開発されたものだ。

Vプラットフォーム(元々はドイツのオペルが開発したもの)をベースにしたXP2000は、将来の市販車として大いに期待されたが、GMは量産化を見送った。

ビュイックXP2000(1995年)
ビュイックXP2000(1995年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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