これ覚えてる? 忘れられたコンセプトカー 44選 後編 発売されなかったことが悔やまれる1台も…
公開 : 2023.10.21 18:25
・今やほとんど話題に上がることのない、忘れられたコンセプトカーを紹介(世界編)。
・後編は大胆なサイドドアの三菱から、1.4Lターボの小さなシボレーまで。
・量産化が実現していれば…と考えずにはいられない?
もくじ
ー三菱ガウス(1995年)
ールノー・フィフティ(1996年)
ークライスラー・フェートン(1997年)
ーブガッティ18/3シロン(1999年)
ーアウディ・ローゼマイヤー(2000年)
ーダッジ・レイザー(2002年)
ー三菱セロー(2003年)
ートヨタCS&S(2003年)
ーボルボYCC(2003年)
ーホールデン・エフィジー(2005年)
ーフォード・リフレックス(2006年)
ーサーブ・エアロX(2006年)
ーダッジ・ゼオ(2008年)
ーブック・オブ・ソングス(2008年)
ーメルセデス・ベンツESF 2009 安全実験車(2009年)
ーフォルクスワーゲン・コンセプト・ブルースポーツ(2009年)
ーシトロエン・メトロポリス(2010年)
ーGMCグラナイト(2010年)
ーキア・ポップ(2010年)
ーシボレー・ミレー(2011年)
ーシトロエン・トゥビック(2011年)
ーサーブ・フェニックス(2011年)
ーシボレー・コード130R(2012年)
ーキア・プロボ(2013年)
三菱ガウス(1995年)
ガウスは、サイドドアが2分割されたSUVコンセプトだ。ドアの上半分はボディ上部に持ち上げられ、下半分は折り畳まれてステップになる。
市販バージョンは開発されなかったが、もし実現していたとしても、ドアはほぼ間違いなく従来型になっていただろう。(画像ライセンス:https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/legalcode)
ルノー・フィフティ(1996年)
フィフティは、戦後初のルノー車である4CVの発売から半世紀を記念したモデルである。
4CVとフィフティは、フォルムとデザインの細部が似ているものの、中身は大きく異なる。フィフティはルノースポール・スパイダーのために作られたアルミニウム・フレームをベースとし、カーボンファイバー製のボディワークを備えている。
クライスラー・フェートン(1997年)
ルノー・フィフティ同様、フェートンはクライスラーの歴史へのオマージュである。外観は過去のモデルを現代風にアレンジしたもので、おそらく最も明白なのは1941年のインディアナポリス500レースでペースカーとして使用されたニューポート・フェートンだろう。
フェートンは22インチのホイールを履き、クライスラー製2.7L V6を2基合わせたとされる5.4L V12エンジンを搭載している。
ブガッティ18/3シロン(1999年)
18/3シロンは、ブガッティがフォルクスワーゲン・グループ傘下に入って間もない頃の作品である。ほぼ同時期に3台のコンセプトカーが製作され、いずれも18本のシリンダーを3バンクに配置した6.3Lエンジンを搭載している。「18/3」という名称はこのエンジンデザインに由来する。
では「シロン」の部分はというと、モナコ出身のドライバー、ルイ・シロン(1899-1979)にちなんでいる。シロンはさまざまなメーカーのマシンで活躍したが、おそらくブガッティでの活躍が最もよく知られているだろう。シロンの名は、2016年に発売されたハイパーカーにも冠されている。
アウディ・ローゼマイヤー(2000年)
アウディが世紀の変わり目に製作したコンセプトカーには、有名なレーシングドライバーのベルント・ローゼマイヤー(1909-1938)の名前が与えられた。ローゼマイヤーは、獰猛なミドエンジンを搭載したアウトウニオン(アウディの前身)のシングルシーターのステアリングを握り、大きな成功を収めた。
このコンセプトカーは、2ドア・クーペでありながらこうしたレーシングカーに酷似しており、エンジンのシリンダー数も16と同じだった。ローゼマイヤー自身は、1938年1月にフランクフルト近郊のアウトバーンA5で陸上速度記録に挑戦し、命を落とした。
画像 革新的だが理論実践的なドイツのコンセプトカー【メルセデス・ベンツ、BMW、アウディの最新コンセプトカーを写真で見る】 全62枚