これ覚えてる? 忘れられたコンセプトカー 44選 後編 発売されなかったことが悔やまれる1台も…
公開 : 2023.10.21 18:25
フォルクスワーゲン・コンセプト・ブルースポーツ(2009年)
軽量シャシーに低燃費の2.0Lディーゼルエンジンをミドマウントした2シーター・ロードスター。
ディーゼルという点を除けば、トヨタMR2やルノースポール・スパイダー、ロータス・エリーゼに似ている。しかし、フォルクスワーゲンは当初から「デザインスタディであり、当面の量産計画はない」と明言しており、今後もその方針は変わらないようだ。
シトロエン・メトロポリス(2010年)
メトロポリスは、アウディA8 Lよりも長く、マイバッハと同じくらい幅の広い、中国で特に人気のあるタイプの超大型セダンだ。電気モーターと2.0L V6ガソリンエンジンによるハイブリッド・システムを搭載しており、非ハイブリッドの4.0L V8エンジンに匹敵する逞しさを持ちながら、CO2排出量は5分の1と謳われた。
メトロポリスは発売されなかったが、これに似たDS 9が2020年に中国市場に投入された。
GMCグラナイト(2010年)
GMCは大型トラックやSUVでよく知られており、コンセプトカーを作ることはほとんどない。そのため、2010年のデトロイトショーで1.4Lのターボガソリンエンジンを搭載した小さなグラナイトが発表されたときは驚きだった。
量産化の噂は数年間続いたが、2019年にGMCのマーク・アルジャー代表が、同様の小型クロスオーバーを市場に投入する可能性があるかどうか尋ねられた際、「その件に関しては明確にノーとお答えします」と発言している。それ以来、方針が変わったことを示唆する出来事は何も起きていない。
キア・ポップ(2010年)
ポップは3つのシートを備えた先鋭的なEVである。全幅わずか3mのボディで最大限の足元スペースを確保するためにフロントシートは斜めに取り付けられ、リアシートは助手席側の後ろに小さく設けられている。
キアは、次世代車のコンセプトであるかのようには説明せず、「さらに先の未来を見据えている」と述べた。
シボレー・ミレー(2011年)
ソウル・モーターショーで初公開されたシボレー・ミレー。これまでのブランドイメージとは異なるものだったが、スポーティ性を強調するには十分なスタイリングだ。パワートレインは、1.5Lガソリンエンジンと2基の電気モーターで構成されるという、極めて現代的なものだった。
親会社GMは、ミレーは「ブランドの将来の可能性を探るもの」としているが、これはつまり「すぐに量産することはない」という意味である。
画像 革新的だが理論実践的なドイツのコンセプトカー【メルセデス・ベンツ、BMW、アウディの最新コンセプトカーを写真で見る】 全62枚