「改良したのに」安くなった 新型テスラ・モデル3 英国で販売開始、約50万円値下げ
公開 : 2023.10.19 06:45
・大幅改良を受けた新型テスラ・モデル3、英国で3000ポンド値下げ。
・2024年1月納車開始。価格は3万9990ポンド(約730万円)から。
・いろいろ変わったのになぜ…。日本は今のところ値下げせず。
改良前より安くなったモデル3
米国の自動車メーカーであるテスラは、改良を施した新型モデル3の英国向けの販売を開始した。2024年1月に納車開始予定だが、従来モデルより大幅に価格が引き下げられている。
テスラ・モデル3の英国価格は3万9990ポンド(約730万円)からで、今年初めに大幅値下げが行われた従来モデルの最廉価グレードよりもさらに3000ポンド(約55万円)安くなっている。
この価格はシングルモーターのRWD車のもので、1回の充電での航続距離は最長553km(オプションの19インチホイール装着時は512km)とされ、最大170kWの速度で充電可能だ。
ツインモーターのロングレンジAWD車は、価格が4万9990ポンド(約915万円)、航続距離677kmに、最大充電速度が250kWとなる。
航続距離や快適性が向上
モデル3は2017年に発売された小型セダンタイプのEVである。今回の改良では内外装デザインを一新し、空気抵抗を抑えることで航続距離の延長を実現した。
すべての窓に二重ガラスを採用し、タイヤのサイドウォールやサスペンション、シールゴムなどを改良したことで快適性も向上したという。また、フロントドアとリアドアがより大きな衝撃に耐えられるよう構造的に強化されている。
インテリアはこれまで以上にミニマルで、操作レバーやボタンを極力省いたデザインとなった。15.4インチのタッチスクリーンは縁がスリムになり、反応速度も改善されたという。
日本向けの改良新型モデル3は9月1日より先行注文を開始しており、価格はRWD車で561万3000円(税込み)から、ロングレンジAWD車で651万9000円(税込み)からとなっている。7月の改良前の段階で、RWD車が524万5600円であったことから、今のところ英国のように大幅値下げとはなっていない。