「骨格むき出し」次世代ハイラックス? 国内初公開へ 救急車から移動販売車まで何でもこなす

公開 : 2023.10.20 06:05

・トヨタはジャパンモビリティショー2023に新型コンセプト「IMV 0」を出展。
・拡張性の高いシャシー。次世代のハイラックスを想定か。
・アドベンチャーから山岳救助隊、移動販売、荷物運搬まで幅広く活躍。

高い拡張性とともに世界を支える次世代IMV

トヨタは10月18日、ジャパンモビリティショー2023(一般公開日:10月28日~11月5日)に出展予定の新しいコンセプトカーとして「IMV 0」を公開した。

かつてのFJ40系ランドクルーザーを彷彿とさせる高い拡張性が特徴のピックアップトラックで、山岳救助用の救急車、移動販売車、貨物車などさまざまな用途に適応している。

トヨタIMV 0コンセプト
トヨタIMV 0コンセプト    トヨタ

車名の「IMV」とは、主に海外向けの商用車・乗用車シリーズのことであり、ハイラックス、フォーチュナー(SUV)、イノーバ(ミニバン)などがこれに該当する。道路が十分に整備されていない新興国での使用も想定し、耐久性や拡張性、実用性、コストパフォーマンスに重きが置かれている。

「需要のある地域で生産」する方針で、例えば現在のハイラックスは、アルゼンチン、インド、マレーシア、ミャンマー、パキスタン、南アフリカ、タイ、ベネズエラで生産されている。

今回公開されたIMV 0コンセプトは、こうしたIMVシリーズの次の世代を象徴するもので、シングルキャブのシャシーとフラットなリアデッキを持ち、ビジネス用途からプライベートまで「思いのままにカスタマイズ」できるという。

IMV 0は、ハイラックスの次世代モデルの機能性を示すコンセプトと捉えることが出来そうだ。第8世代となる現行型ハイラックスは2015年に登場したことから、次世代の開発が進められていてもおかしくはない。

実際、IMV 0のホイールベースはハイラックスと同じ3085mmで、ボディサイズも全長5300mm、全幅1785mm、全高1740mmと、わずかに小さい程度(ハイラックスは5340mm/1855mm/1800mm)だ。

IMV 0に搭載予定のパワートレインについてはまだ明らかになっていないが、ガソリンエンジンとディーゼルエンジン、そしてPHEV(プラグインハイブリッド)やEV(電気自動車)にも対応する可能性がある。

記事に関わった人々

  • 執筆

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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