プジョー408 詳細データテスト 斬新なスタイル 予想外に良好なハンドリング 乗り心地はやや過敏
公開 : 2023.10.21 20:25 更新 : 2024.02.16 23:41
購入と維持
PHEV仕様は、ガソリン仕様よりだいぶ高価なので、CO2排出量差によるメリットが小さく、パフォーマンス不足が我慢できるなら、ピュアテック130を検討する価値はある。
シトロエンC5Xとも比較するかもしれない。プジョーほど魅力を感じさせず、ドライビングが楽しくない、というのがこれまでの通例だが、このシトロエンはなかなかおもしろいクルマだ。乗り心地はもっと熟成され、同等仕様ならより安価だ。ただし、どちらのフランス車も、リセールはフォルクスワーゲングループなどのモデルに後れをとる。
408、それもPHEVが気に入ったなら、電気モーターのアシストが最低限でもツーリング燃費は14.9km/Lをマークする。航続距離は600kmほどに達する計算だ。充電の機会が確保できれば、公称燃費の76.0~95.7km/Lに近い、もしくはそれ以上の経済性を得られるはずだ。
郊外をおとなしく走ると、エレクトリックモードでの電費は5.8km/kWhで、65kmは走れることになる。もちろん、速度を上げればもっと短くなるだろう。
エンジンでの充電も可能だが、当然ながらその場合は経済性が落ちる。ツーリング中、燃費計の数字が9km/Lを切ることもあったが、これは充電量を確保するEセーブモードを選択し、エンジンが走行中にバッテリーを充電しようとした場合のことだ。