プジョー408 詳細データテスト 斬新なスタイル 予想外に良好なハンドリング 乗り心地はやや過敏

公開 : 2023.10.21 20:25  更新 : 2024.02.16 23:41

スペック

レイアウト

プラットフォームは、ステランティスが5億2000万ポンド(約946.4億円)を注ぎ込んだEMP2 V3。シトロエンC5XやDS4、ヴォグゾール・アストラ、また同等サイズのプジョーなどに広く用いられているものだ。

サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット的なメカニズム、リアがトーションビーム。横置きエンジンとギアボックス組み込み電気モーターによって、前輪を駆動する。前後重量配分は57:43だ。

エンジン

プラットフォームは、ステランティスが巨額の開発費を投じたEMP2 V3。横置きエンジンと電気モーターで前輪を駆動する。前後重量配分は57:43だ。
プラットフォームは、ステランティスが巨額の開発費を投じたEMP2 V3。横置きエンジンと電気モーターで前輪を駆動する。前後重量配分は57:43だ。    JACK HARRISON

駆動方式:フロント横置き、前輪駆動
形式:直列4気筒1598ccターボ、ガソリン
ブロック・ヘッド:-
ボア×ストローク:φ77.0×85.8mm
圧縮比:10.5:1
バルブ配置:DOHC4バルブ
エンジン最高出力:150ps/-rpm
エンジン最大トルク:25.4kg-m/-rpm
許容回転数:-rpm
ハイブリッドアシスト:永久磁石同期モーター駆動
モーター最高出力:111ps/-rpm
モーター最大トルク:32.6kg-m/-rpm
システム最高出力:180ps/6000rpm
システム最大トルク:36.8kg-m/1750rpm
馬力荷重比:106ps/t
トルク荷重比:21.7kg-m/t
エンジン比出力:94ps/L

ボディ/シャシー

全長:4687mm
ホイールベース:2787mm
オーバーハング(前):904mm
オーバーハング(後):996mm

全幅(ミラー含む):2070mm
全幅(両ドア開き):3650mm

全高:1478mm
全高:(テールゲート開き):2210mm

足元長さ(前席):最大1120mm
足元長さ(後席):730mm
座面~天井(前席):最大1030mm
座面~天井(後席):910mm

積載容量:471~1545L

構造:スティール・モノコック
車両重量:1696kg(公称値)/1746kg(実測値)
抗力係数:0.28
ホイール前・後:20in
タイヤ前・後:245/40 R20 99V
グッドイヤー・イーグルF1
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式:8速AT
1速:5.07/7.7 
2速:2.97/13.4 
3速:1.95/20.3 
4速:1.47/26.9 
5速:1.12/32.0            
6速:1.00/39.4 
7速:0.81/48.8 
8速:0.67/58.7 

最終減速比:3.36:1

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
平均:13.4km/L
ツーリング:14.9km/L
動力性能計測時:6.4km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):-km/L
中速(郊外):-km/L
高速(高速道路):-km/L
超高速:-km/L
混合:76.0~95.7km/L

燃料タンク容量:40L
駆動用バッテリー:リチウムイオン・12.4/11.2kWh(総量/実用量)
現実的な航続距離(モーターのみ):64.4km
現実的な航続距離(エンジンのみ):538km
現実的な航続距離:608km
CO2排出量:26g/km

サスペンション

前:マクファーソンストラット/コイルスプリング、スタビライザー
後:トーションビーム/コイルスプリング

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.6回転
最小回転直径:11.1m

ブレーキ

前:-mm通気冷却式ディスク
後:-mm通気冷却式ディスク
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:電動、ダッシュボードにスイッチ配置

静粛性

アイドリング:44dBA
3速全開時:74dBA
48km/h走行時:60dBA
80km/h走行時:62dBA
113km/h走行時:69dBA

安全装備

ABS/EBD/EBA/APCBS/ESP/HSA/ISA/LKA/LPA
Euro N CAP:4つ星
乗員保護性能:成人76%/子供84%
歩行者保護性能:78%
安全補助装置性能:65%

発進加速

テスト条件:湿潤路面/気温16℃
0-30マイル/時(48km/h):3.3秒
0-40(64):4.7秒
0-50(80):6.3秒
0-60(97):8.2秒
0-70(113):10.6秒
0-80(129):13.6秒
0-90(145):17.0秒
0-100(161):21.4秒
0-110(177):27.0秒
0-402m発進加速:16.5秒(到達速度:142.7km/h)
0-1000m発進加速:29.5秒(到達速度:182.7km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
メルセデス・ベンツGLC300 AMGライン・プレミアムプラス(2023年)
テスト条件:乾燥路面/気温24℃
0-30マイル/時(48km/h):2.4秒
0-40(64):3.5秒
0-50(80):4.8秒
0-60(97):6.5秒
0-70(113):8.3秒
0-80(129):10.8秒
0-90(145):13.7秒
0-100(161):17.4秒
0-110(177):22.3秒
0-402m発進加速:15.0秒(到達速度:151.0km/h)
0-1000m発進加速:27.4秒(到達速度:191.8km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):2.5秒

30-50(48-80):3.0秒

40-60(64-97):3.5秒

50-70(80-113):4.2秒

60-80(97-129):5.4秒

70-90(113-145):6.5秒

80-100(129-161):7.9秒

90-110(145-177):10.0秒

制動距離

テスト条件:湿潤路面/気温16℃
30-0マイル/時(48km/h):11.1m
50-0マイル/時(64km/h):29.9m
70-0マイル/時(80km/h):57.5m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:3.37秒

ライバルの制動距離

メルセデス・ベンツGLC300 AMGライン・プレミアムプラス(2023年)
テスト条件:乾燥路面/気温24℃
30-0マイル/時(48km/h):8.5m
50-0マイル/時(64km/h):23.1m
70-0マイル/時(80km/h):45.5m

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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