ビジョン・コペン、市販化の可能性を探る デザイナーの思いは? ジャパン・モビリティショー

公開 : 2023.10.26 11:25

サーキット通いもしたい

もっとも、現在のコペン・オーナーからすると「軽自動車じゃないのか……」という声も上がっているという。5ナンバーサイズでも登録車では「too much」と考える人もいるようだ。

だが、軽自動車のサイズ内でFR化するのは現在の安全基準では難しい部分もあり、またモータースポーツでも使ってもらいたいと考えると、このサイズと1.3Lエンジンというところに落ち着いたという。

ビジョン・コペンのシート
ビジョン・コペンのシート    篠原政明

インテリアに関してはコンセプトカー然としており、まだまだショーモデルの域を出てはいない。

だが、ボディスタイルに関しては十分に完成されており、市販化を望む声も高まっているようだ。

もちろんダイハツとしては、まだ何もアナウンスされていないが、コペンのDNAである“風とともに走る喜び”に、高められた運動性能によるファン to ドライブを、ぜひ実現させてもらいたいものだ。

なお、展示車両はまだモックアップであり、搭載予定の1.3Lエンジンをはじめとしたパワートレインは積まれていない。

また、アクティブトップも開発中で、この展示車には装備されておらず、クローズド状態にはならないそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。

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