JLR、新しいエンジン工場が稼働開始
公開 : 2014.10.31 22:10 更新 : 2017.06.01 02:11
ジャガー・ランドローバーは、インゲニウム・エンジンのための新しい工場の稼働を開始した。この工場は、ジャガーXE、ランドローバー・ディスカバリー・スポーツのためのエンジンである。また、将来的にはすべてのモデルのパワー・ユニットとなる計画もある。
エリザベス女王も参列したそのオープニング式典で、ジャガー・ランドローバーのボス、ラルフ・スペッツは、「このエンジン工場の稼働は、英国のエンジニアリングにとっても大きなニュースである。」と語っている。
ウォールバーハントン近くのこの工場は、4気筒ガソリンと4気筒ディーゼルを生産する。その従業員は1,400名だ。また、この工場によって5,500の仕事が、サプライチェーンにもたらされるという。
2011年にアナウンスされたこの工場の建設費用は£5億円(874億円)。150台の機械で、3本のラインが用意される。
このインゲニウム・エンジンは最高80kgほど現行のエンジンよりも軽く、しかもパフォーマンスが向上し、CO2が削減されている。すべてのエンジンはシリンダーあたり500ccというキャパシティで、当初はXEのための163psおよび180psのディーゼル・ターボ・ユニットが生産される計画だ。