テスラ、年間50,000台の生産を目指す
公開 : 2014.10.31 22:00 更新 : 2017.06.01 02:11
インターナショナル・ストラテジー・アンド・インヴェストメント(ISI)の自動車担当のアナリストによれば、テスラは年間50,000台のEVを生産することができるだろうとしている。ISIは、世界的にCO2規制が厳しくなっていく中で、テスラの勝機が大いにあるという。また、ランドローバーやポルシェが15〜18%の利鞘で商売している中、テスラは25%程度という素晴らしい数値をマークしている。しかも、その数値は将来的には30%にもなるという。
ISIのレポートでは、テスラは既に市場をリードする製品を生み出しているだけでなく、ブランドも構築しており、更に世界的なエミッション規制が追い風になると語っている。
また、2020年までにはモデルSの生産コストは13%ほど下がり、バッテリーのコストは30%もダウンすると予測している。また、中国市場でも、テスラは大きな足がかりを築いている。中国市場で要求される4.5m以上のボディ・サイズを持っていることも幸いしている。中国では2020年頃には年間50,000台のEVが必要とされるとしている。
また、一般市場に於いても、テスラはトヨタ・プリウスのアップグレードを望んでいる顧客だけでなく、メルセデス、レクサス、BMWの顧客をも引き込んでいるという。
アナリストによれば、テスラは既にラグジュアリー・カー・マーケットに於いて、各メーカーからライバルとして認識される存在になっているという。